「IT導入補助金2020

 新型コロナウイルス対策の一環として、様々な施策が行われているが、【「IT導入補助金2020」に関する説明】の冒頭には、次のように書かれている。

 (非常に分かりにくい文章なので、とりあえずは、背景に色付けした部分にだけ注目して、ざっと目をとおしていただきたい)
特別枠


 最初の段落では、特別枠で推進しようとする具体的な対策として、3つ、「サプライチェーンの毀損への対応」、「非対面型ビジネスモルへの転換」、「テレワーク環境の整備」が挙げられている。

 ところが、第3段落の「遡及申請可能期間中の契約の実施」の特例を設けた理由の説明においては、「サプライチェーンの毀損への対応」はなく、「非対面型ビジネスモルへの転換」と「テレワーク環境の整備」の順番が逆転している。

 ということは、「サプライチェーンの毀損への対応」については、「遡及申請可能期間中の契約の実施」に関する特例は認められないように思える。

 ところが、ずっと後ろ(11頁)を見ると、「遡及申請可能期間に導入済みのITツールの登録について」という項目があり、そこでは、「サプライチェーンの毀損への対応」も対象として書かれている。

 そういうことであれば、冒頭の第3段落においても、「サプライチェーンの毀損への対応」を記載すべきだったということになる。

 また、「非対面型ビジネスモルへの転換」と「テレワーク環境の整備」の順番の逆転についても、何の意味があるのか分からない。

 意味がないのであれば、冒頭の第1段落と同じ順番で一貫すべきである。

 このような無頓着な削除、順番の入れ替えは、文書作成者の内心では何らかの意味があったのかも知れないが、実際の補助金の要件に関する限り、3つの具体策については区別されていないのであるから、内心での意味づけを、表現に持ち込むのは、読み手を混乱させるだけである。

 こういう書き手こそ、「時間泥棒」の名にふさわしい。





 
 



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