物体に反射・透過する  助詞と動詞の対応関係

 【いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門】という本の52頁に、こんな記載があった。

  可視光線は、物体に反射・透過することによって波長が変わります。


 「物体に反射・透過」の部分が気にかかった。

 まずは、以下の5つの文を見てほしい。

【1】 物体に反射する
【2】 物体を透過する
【3】 物体に反射・透過する
【4】 物体を透過・反射する
【5】 物体に反射したり、物体を透過する


 名詞+助詞+動詞 の組み合わせで、どのような助詞が用いられるかは、名詞、動詞の組み合わせによって異なる。

 上記の【1】【2】のとおり、「物体、反射」なら「に」だし、「物体、透過」なら「を」だ。

 ところが、一つの名詞が二つの動詞と結びつく場合、助詞を一つしか用いないとすると、【3】【4】のように、直近の動詞に合う助詞を選択せざるを得ない。

 だが、そうすると、二つ目の動詞との関係では、選択された助詞は,必然的に不適切な助詞とならざるを得ない。

 それを防ぐには、【5】のように、動詞が二つなら名詞も助詞も二つにして、最適な助詞を選択するほかはない。

 ただ、そうすると、同じ名詞が2回出てきて、くどすぎる感じがする。

 【3】【4】と【5】とは、一長一短ということになり、常にどちらという訳には行かないようである。



 






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