情報は至近距離で対応させる

 毎年10月初旬は、ノーベル賞の発表の時期である。ネットで、ノーベル財団が公表した各賞の発表日時が掲載されていたのだが、現地時間が記載されているだけで、日本時間で何時になるかは載っていない【日本の科学と技術】。

 記憶では、ヨーロッパ大陸は、ほとんどの国で、時差は8時間(ただし、夏時間のときは7時間)だったはずなのだが、念のため、ネットで調べてみることにした。

 【世界の時差表】というサイトに掲載されていたのが、下の左の【1】の図で、それに手を加えたのが、右の【2】の図だ。

【1】時差-1     【2】時差-2


 【1】では、ベルリン、パリといったヨーロッパの中心部がどの区分に入るのかは地図の下に並んでいる、日本との時差の数字と照らし合わさなければ分からない。ところが、時間帯を区分する線は陸地の上には引かれていないため、いったい、どの区分に入るのか判然としない。
 
 もちろん、ロンドンを含む時間帯の左側の線は、上から下まで貫通しているので、そこから数えていけば、ヨーロッパの中心部が「-8」(日本より、8時間遅い)であることは分からないではない。

 そもそも、南半球より北半球の国の時差を知りたいという需要の方が遙かに多いはずなのに、南半球側つまり下側にだけ時差の数字を記載するのが間違いなのである。 

 【2】のようにしておけば、ヨーロッパの時差は、すぐに分かるのだ。

 情報は、相互に結びつけられてこそ、意味がある。そして、その結びつきを表現する方法は色々あるが、情報と情報とが相互に近接した位置になければ、視線を行ったり来たりさせなければならず、不便であるし、間違いも起こりやすい。

 「情報は至近距離で対応させる」ということの重要性については、下の二つの記事にも書いたとおりである。

   【写真の解説は、こうする
   【営業時間の表示は、こうする

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