可能性と必然性

 今日も、素材は、将棋に関する【華やぐ美V1 藤井聡太七段への今後の予定は?将棋昇段の仕組みはこれ!】という記事だ。
 

 5組決勝に進出すれば、来期の4組が確定し、昇段する可能性があります。



 どこが問題か、分かりやすくするために、「すれば」「可能性があります」の部分を取り除いて、将来の、どういう事実について書かれているのかを、次のように分解する

 【1】 5組決勝への進出
 【2】 来期の4組の確定
 【3】 昇段

 冒頭の分は、【1】が成り立てば、【2】が成り立ち、【3】の可能性がある、と言っているのだ。

 けれども、【2】が成り立つときは、将棋連盟の規定から、常に【3】になるのであり、「可能性がある」という表現は、適切ではない。

 このような、次々生起する可能性のある3つの事実については、前の事実が実現した場合に後ろの事実が常に実現するのか、可能性に止まるのかにより、次の4パターンが考えられる。

A  【1】→常に【2】    【2】→常に【3】       【1】なら【2】となり、【3】となる。        
B  【1】→常に【2】    【2】→【3】の可能性    【1】なら【2】となり、【3】の可能性がある。
C  【1】→【2】の可能性 【2】→常に【3】       【1】なら【2】の可能性があり、その場合は、【3】となる。
D  【1】→【2】の可能性 【2】→【3】の可能性    【1】なら【2】の可能性があり、その場合は、【3】の可能性がある。

 冒頭の例は、Aなのに、あたかも、Bであるかのような表現をしたのである。


 
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