分かりやすさのポイント【文章→表、数字→図、グラフ】

 先日来の豪雨による被害について、こんな記事があった【明日に向けて(1548)】。

警報-1


 ぎっしり情報が載っており、その一つ一つは分かるのだが、全体として、その意味を読み取るのは、困難だ。

 そこで、ポイントとなる部分を、太字にしてみた。

警報-2


 少しは読みやすくなったが、それでも、数字を目で追っていって、全体像を掴むのは困難である。こんなときは、表にするしかない。

警報-4


 表を見ただけで、以下のような全体の傾向が一目で分かる。

  ① 死者、不明者が、ほぼ同数であること
  ② 被害は、広島、愛媛に集中していること
  ③ 被害は、西日本に限られていること

 ①②が読み取りやすいのは、表にした上に、数値の大きさが視覚的に分かるよう、棒グラフのような「データバー」を表示したからである。

 データバーについては、下記の記事を参照されたい。

    【表の作成は、こうする
    【「データバー」の活用

 また、上記の③の事実が読み取りやすいのは、都道府県を概ね南西方面から北東方面の府県へと、左から右へ配置し、かつ、地方ごとに、少し太めの罫線で区切ったからである。

 つまり、現実世界での配置(地図上の配置)と、表の上での配置を、できる限り一致させた上で、地方ごとの塊を視覚化したのである。

 その結果、近畿地方は、犠牲者の数は少ないものの、被害が全域にわたっていることも、一目見れば分かるのである。

 現実世界での配置と、表現の世界での配置との関係については、以下の記事も参照されたい。

    【前列右から・・・
    【市ヶ谷キャンパス・・・
    【正しい照明スイッチの並べ方
    【表にするしかない!
 
 ネット上には、様々な情報が氾濫しているが、玉石混淆、というか、多くの石のなかに、ときおり、玉を見つけることができる、というのが実情である。

 そんな貴重な情報が、表現方法が未熟なために、人々に届かないとすれば、もったいないことである。

 他方で、どうでもよい情報、嘘としか言いようのない情報が、表現方法だけは、それなりに工夫してる結果、人々に受け入れられているとしたら、大変、残念なことである。



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 弁護士として、どうすれば、効率よく、的確に、情報を取得・提供できるか、ということを常に考えています。

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 難解な文章で読者の貴重な時間を奪ってしまう人達のことを、「時間泥棒」と名付けました。

 このブログは、「時間泥棒」を立派に更生させることを目的として開設したものです。

 記事を読んで、自分も「時間泥棒」かな、と思ったら、早速、改めて下さい。また、あなたの廻りに「時間泥棒」がいたら、あなたの力で立派に更生させてあげて下さい。

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