「データバー」の活用

 少し長くなるが、不動産業界に関する記事を引用する【NEWSポストセブン 不動産「御三家」を猛追 ヒューリックとはどんな会社なのか】。

 売上高でいえば、2017年12月期の予想が2800億円というそのヒューリックが、不動産業界で御三家といえる三井不動産、三菱地所、住友不動産の財閥系3社を追いかける、4番手に浮上しようとしている。

 財閥系3社に続くのは野村不動産ホールディングス、東急不動産ホールディングスで、確かに規模では野村や東急にも及ばない(2018年3月期の両社の売上高予想は、野村が6460億円、東急が8400億円)中堅クラスのヒューリックだが、大事なのは収益。この収益面での比較となると、一気に野村や東急と肩を並べるのだ。

 2018年3月期予想で営業利益、経常利益、純利益の順に数字を並べてみると、野村は760億円、670億円、440億円。東急は735億円、640億円、345億円。そして2017年12月期のヒューリックの予想が630億円、600億円、400億円。売上高比から見たヒューリックの高収益性が際立っているのがわかる。


 不動産業界の中でのヒューリックという会社の特徴が具体的な数字で理解できただろうか。理解できたとして、どれくらいの時間を要しただろうか。

 上記の記事を表にすると、こうなる。

ヒューリック-4

 記事が最も述べたかった結論「売上高比から見たヒューリックの高収益性が際立っている」ということが、一目で理解できるだろう。

 表の各枠の中の色のついた棒グラフのような図形は、表計算ソフト「エクセル」の「データバー」という機能を用いて表示したものである。この「データバー」によって、単なる数字の羅列でしかない表が、一目で、その意味を理解できる表に一変したことが、おわかりいただけただろうか。

 これほど表現力に優れた[データバー」である。もっと多用されてもいいはずなのに、ネット上でも、見かけることは少ない。もったいないことである。

 他にも表の作成にあたって留意した事項を列挙する。

 ● 企業の名称の一部を大きな太字にした。
     正式名称は「●●不動産ホールディングス」であっても、区別に必要なのは、「●●」の部分だけである。

 ● 収益欄の項目名を右寄せにした。
     3種類の「利益」の共通部分である「利益」が縦一列に並ぶ結果、「営業」「経常」「純」の違いに注目されるようになる。
     この効果を得るためであれば、「ホールディングス」を小さくしたように、「利益」を小さくしても、よかった。

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