くどすぎてもいいから、分かりやすく

 ある公共施設の集会室の利用料金表である。

料金-1

 どこが分かりにくいのか? という疑問を抱かれた人もいるだろう。

 最大200人くらい入る部屋なのだが、この表を見たとき、最初は、朝10時から夕方5時まで利用して、3000円というのは、えらく安いと思った。

 そんな安いはずはないだろうと思って見直すと、左上に「ご利用時間(1時間単位)」と書かれていた。ただ、これを見たときも、最初に見たときの、朝10時から夕方5時まで利用して3000円、という印象が強く、単に利用時間が1時間単位というだけで、料金の計算は、それとは別で、朝10時から夕方5時までなら、何時間でも3000円なのか、という気がした。

 それにしても、安すぎる。そのうち、利用時間が1時間単位というのだから、利用料金も1時間の料金を表示してあるのだろうという気もしてきてた。

 施設側は、利用時間が1時間単位ということを表示しておけば、料金も1時間ごとに計算されるというのは当然のことだという思いがあったのだろう。

 確かに、常識的にはそういうことになるだろう。

 けれども、自分では常識だと思っていても、100%の人が常識を持ち合わせている、というわけではない。

 たとえば、森友問題の財務省の文書改竄に関する佐川元国税庁長官の証言など、常識的には、こんなので納得できる人がいるのかと思えるのだが、世論調査では、「納得できない」が72・6%で、「納得できる」が19・5%もあるのだ【毎日新聞 佐川証言、世論調査】。

 もう登場して10年にもなり、テレビでも何度となく報道されている「オレオレ詐欺」でさえ、未だに騙される人がいるのだ。

 集会室の利用料金の件でも、トータルで3000円と誤解する人がいないとは言えないだろう。もし誤解したまま申し込んでいたら、当日、料金の支払いを巡ってトラブルにもなりかねない。

 万が一にも、そんなことにならないよう、くどいほど分かりやすい表現にすべきである。たとえば、こんな具合である。

料金-2


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