学生か生徒か?

 日大アメフト事件の報道の中で、事件についての現役の日大生の声が紹介されている。その際に耳にするのが、「生徒」という言葉である。

 少なくとも私が大学生の頃は、大学生は「学生」と言い、「生徒」というのは高校生以下を指していた。

 大学生ともなれば、親の保護から離れて自律的に行動する、高校生とは違った存在、という共通認識があったように思う。

 その後、80年代のはじめの頃だろうか、高校生たちが、自分たちのことを「学生」と呼ぶのを耳にすることが多くなり、違和感を抱いていた。

 全面的に親の保護下にあるくせに、「学生」とぃうのは烏滸がましい、というのが、当時いだいた感情だ。他方で、高校生たちの「背伸びをしたい」という感覚は理解できなくもなかった。

 ところが、ここ10年くらいのことだが、大学生たちが、自分たちのことを「学生」と言わず、「生徒」と呼ぶのを耳にするようになり、以前とは逆の意味での違和感を抱くようになった。

 平均寿命が延び、「人生50年」という時代から「人生100年」の時代に向かう時代の流れからは、理解できなくもない。とはいえ、他方で、選挙権を取得する年齢が引き下げられているのであり、大学生を「生徒」と呼ぶことに対する違和感は拭えない。

学生-2


 「分かりやすさが第一」という本ブログの趣旨からは、こういうことになる。

 単に「学生」「生徒」という表現をすると、人によっては、高校生以下と大学生を混同しかねない、ということであり、また、「学生」「生徒」という言葉を聞いても、話し手が自分と同じ基準で両者を使い分けているとは限らないということである。



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