勝敗は「〇●」に限る
将棋で永世七冠となった羽生竜王と、囲碁で二度目の七冠となった井山名人に国民栄誉賞が贈られることになった【羽生氏と井山氏に国民栄誉賞 毎日新聞 2018.1.5】。
井山名人が二度目の七冠を達成するまでの戦績を調べてみると、こんな表があった【Wikipedia 井山裕太 年表】。
各タイトル戦の結果が、一局ごとの勝敗まで含めて掲載されているのだが、2016年の名人戦での「高尾紳路」棋士との対戦の欄の「xxxooox」が分かりにくい。原因は、負けを「x」で表現しているため、負けが続くと、「xxx」のように、隣り合った「x」が一体化して、「o」のように見えてしまうからだ。
この「一体化」を防ぐには、文字と文字の間隔を空けるのも一つの方法だが、狭いスペースでは、それも難しい。だったら、一体化しないような文字(記号)を用いるのがいい。こんな具合だ。
これなら一目瞭然だ。相撲の取組表と同じである。
他にも、◯や●を使ったほうが分かりやすい場合が結構ある。たとえば、出席表の場合だ。
「出」と「欠」は明らかに異なった漢字であり、見間違いようはない。けれども、「出」と「欠」との違いは、「◯」と「●」との違いに比べると、微々たるものである。「◯」と「●」は読むまでもなく勝手に目に飛び込んできて理解できるのに対して、「出」と「欠」は一瞬ではあるが「読む」という作業が必要である。
たとえば、50人くらい名簿の出欠表を思い浮かべてほしい。「◯●」方式だったら、例えば、一瞬にして、「6割くらいが出席だ」ということが分かるのに対して、「出欠」方式だと、「6割くらいが出席だ」ということを読み取るのに、数秒はかかるはずだ。
なお、以前も書いたが、アンケート等で、□ に「「レ」でチェックを入れるよりも、塗りつぶして■にしてしまう方が分かりやすいのと同じである【こだわりの「■」】。
井山名人が二度目の七冠を達成するまでの戦績を調べてみると、こんな表があった【Wikipedia 井山裕太 年表】。
各タイトル戦の結果が、一局ごとの勝敗まで含めて掲載されているのだが、2016年の名人戦での「高尾紳路」棋士との対戦の欄の「xxxooox」が分かりにくい。原因は、負けを「x」で表現しているため、負けが続くと、「xxx」のように、隣り合った「x」が一体化して、「o」のように見えてしまうからだ。
この「一体化」を防ぐには、文字と文字の間隔を空けるのも一つの方法だが、狭いスペースでは、それも難しい。だったら、一体化しないような文字(記号)を用いるのがいい。こんな具合だ。
これなら一目瞭然だ。相撲の取組表と同じである。
他にも、◯や●を使ったほうが分かりやすい場合が結構ある。たとえば、出席表の場合だ。
「出」と「欠」は明らかに異なった漢字であり、見間違いようはない。けれども、「出」と「欠」との違いは、「◯」と「●」との違いに比べると、微々たるものである。「◯」と「●」は読むまでもなく勝手に目に飛び込んできて理解できるのに対して、「出」と「欠」は一瞬ではあるが「読む」という作業が必要である。
たとえば、50人くらい名簿の出欠表を思い浮かべてほしい。「◯●」方式だったら、例えば、一瞬にして、「6割くらいが出席だ」ということが分かるのに対して、「出欠」方式だと、「6割くらいが出席だ」ということを読み取るのに、数秒はかかるはずだ。
なお、以前も書いたが、アンケート等で、□ に「「レ」でチェックを入れるよりも、塗りつぶして■にしてしまう方が分かりやすいのと同じである【こだわりの「■」】。
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