不要な情報はカットする

 教科書や参考書の大事なところに色鉛筆で線を引いたり、ラインマーカーで印を付けたり、というのは、誰でも経験したことがあるだろう。

 司法試験の勉強をしていた頃、基本書に色鉛筆で線を引いていたのだが、あるとき、それまで使っていた赤と青だけでなく、もっと色を使ってみようと思い立った。

 条文は赤、判例は青、通説は緑、少数説は橙、・・・・と、全部で、7色くらい使った。

 そのときは良かったのだが、数日経って大失敗と気づいた。

 後で見返すと、どの色が何だったかをすぐに思い出せないし、何よりも、本を開いたときに、やたら色々な色が目立って、落ち着いて考えることができないのだ。
 
 そういうわけで、その試みは数日でやめにした。

 話は変わって、コンタクトレンズの話。視力1.0でも、1.2でも、出そうと思えば出せるのだが、私は、0.6~0.8程度に抑えている。

 1.2も見えたりすると、部屋の壁紙の細かな起伏まで見えてしまい、疲れるのだ。お試しの1.2見えるレンズを入れてもらって、ぐるりと周囲を見渡すと、疲れるどころ、頭がくらくらしてしまう。

 おそらく、脳の中では、大量に入ってくる情報を、必要なものと不要なものに振り分けるために、大変な作業が行われているのだろう。だから、不必要に細かな情報は目に入れないようにしたほうが、脳の負担は軽減されるのではないだろうか。

 昨年、近くの図書館で1950年代の日本映画を借りて観たのだが、モノクロで、画像の解像度も低いし、音声も、さほどクリアではない。

 ところが、その分、目を凝らし、耳を澄まして聞いているのに気づいた。

 余分な情報が入って来ない分だけ、与えられた情報の中から、何とか有益な情報を探ろうと、必至で脳が働いているようだった。

 ウェブサイトでも、分かりやすくしたつもりなのか、やたらと図形や色を使っているのがあるが、そのまま観るのは、とても疲れる。そんなときは、モノクロで印刷して情報量を減らして読むようにしている。

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 難解な文章で読者の貴重な時間を奪ってしまう人達のことを、「時間泥棒」と名付けました。

 このブログは、「時間泥棒」を立派に更生させることを目的として開設したものです。

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