コピーできるものは、コピーする

 

コピーできるものは、コピーする


 これは、タイプする手間を省く、というだけの意味を持つものではない。
 
 むしろ、人の名前など短いものについては、コピー&ペーストするためにキーボードから右手を離してマウスを操作するよりも、キーボードだけで済む文字入力の方が楽である。

 それでも、「コピーする」というところに意味があるのである。

 たとえば、「一朗」という名前を見て、自分でタイプすると、ありきたりの「一郎」と入力してしまいがちである。私も、相手方代理人からも、何度、名前の「朗」を「郎」と間違われたかは分からない。

 もちろん、気をつければいいのであるが、いくら気をつけても、人間の注意力には限界がある【一般システムエンジニアの刻苦勉励 人間の注意力には限りがあるのだから余計な注意喚起はしないほうがいい】。

 だから、間違わないように神経を集中させるように努力するのではなく、絶対に間違うことのないように、コピーをする方がいいのである。

 特に、人の名前や組織名などの固有名詞は、似たような名前に馴染みがあると、つい思い込みで入力してしまいがちであるから、コピーに徹した方がいい。

 人の名前を間違ったりすると、相手の気分を損ねたり、依頼者に不安な思いをさせてしまうことがある。私自身、弁護士になって間もない頃のこと、依頼者の氏名と相手方の氏名とが非常に似ていたことから、内容証明郵便で、依頼者の名前の漢字を間違ったことがあり、依頼者から、お叱りをうけたことがある。
 
 このときは、元の情報を電子データではなく、紙で受け取っていたため、コピペしようにも、できなかったのであるが、今なら、高性能のスキャナーと、高度なOCRソフト(文字認識ソフト)があるのだから、紙媒体のデータしかなくても、よほど読みにくい手書き文字でない限り、コピー&ペーストが可能なのである。

 コピー&ペーストの効用は、これだけに止まらない。

 メールなどでも、内容に、日時、場所などが含まれている場合、「了解しました」とともに、本人が、再度、日時、場所などを入力して返信してきたりすると、「これでよかったのかな?」と、不安になるのであるが、明らかにコピー&ペーストとしたものだと分かれば、その不安も生じないのである。

 たとえば、

 下記日時で、お願いします。 
 2月24日(水) 13:00

 というメールに対して、

 御依頼の件、2月24日ということで、了解しました。

 と返信するのではなく、

>  2月24日(水) 13:00
 上記、了解しました。

 と返信すれば、受け取った側も安心なのである。

 さらに言うと、日時だけで、独立した一行となっており、必要な情報が頭に入りやすいという点でも、優れているのである。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

「時間泥棒」仕置人

Author:「時間泥棒」仕置人
職業:弁護士

 どうすれば、効率よく、的確に、情報を取得・提供できるか、ということを常に考えています。

 ところが、そんなことには無頓着な人も多いようで、読者に対する配慮の一欠片もない文章を目にすることがあります。

 難解な文章で読者の貴重な時間を奪ってしまう人達のことを、「時間泥棒」と名付けました。

 このブログは、「時間泥棒」を立派に更生させることを目的として開設したものです。

 記事を読んで、自分も「時間泥棒」かな、と思ったら、早速、改めて下さい。また、あなたの廻りに「時間泥棒」がいたら、あなたの力で立派に更生させてあげて下さい。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR