刑事部長の内村に拉致された青木?
テレビ番組「相棒」の解説記事の一節だ【相棒 | season18 第12話「青木年男の受難」】。
赤色部分の途中で一瞬、疑問が浮かんだ。
「『刑事部長の内村に青木が拉致された』・・・ということは、警察の中の内紛か?」と思いながら最後まで読むと、「報告」とある。
「刑事部長の内村に」というのは「拉致された」ではなく「報告」にかかっているのだが、そんなことは文の最後の「報告」まで読まないとわからない。
こういった意味の取り違えが起きた原因は、日常的に使われる助詞の「に」が多義的であることが原因だ。
そうであれば、「に」ではなく、一義的な別の言葉に置き換えるほかはない。
以前の記事記事【「長男の父親の不倫相手」は、男か、女か】では、「に」以上に多義的な助詞「の」について書いた。
「の」も「に」も便利な言葉で、つい使いたくなるのだが、誤解を招かないか常に注意する必要があり、その懸念があれば、言い換えをしなければならない。
赤色部分の途中で一瞬、疑問が浮かんだ。
「『刑事部長の内村に青木が拉致された』・・・ということは、警察の中の内紛か?」と思いながら最後まで読むと、「報告」とある。
「刑事部長の内村に」というのは「拉致された」ではなく「報告」にかかっているのだが、そんなことは文の最後の「報告」まで読まないとわからない。
こういった意味の取り違えが起きた原因は、日常的に使われる助詞の「に」が多義的であることが原因だ。
そうであれば、「に」ではなく、一義的な別の言葉に置き換えるほかはない。
A 刑事部長の内村「に対して」 → 報告
B 刑事部長の内村「によって」 → 拉致された
以前の記事記事【「長男の父親の不倫相手」は、男か、女か】では、「に」以上に多義的な助詞「の」について書いた。
「の」も「に」も便利な言葉で、つい使いたくなるのだが、誤解を招かないか常に注意する必要があり、その懸念があれば、言い換えをしなければならない。
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