任天堂の売上高 時系列で見る
先日、【京都企業 一覧性が大事】という記事を書いたのだが、任天堂の売上高が5000億円にも満たないのに驚いた。
「驚いた」というのは、十年くらい前には2兆円近い売上だったように記憶していたからだ。
調べてみると、【任天堂 売上高7年ぶり1兆円超え スイッチ、業績けん引 毎日新聞 2018.4.26】という記事があり、こんなグラフが載っていた。
グラフの意味を読み取るのに若干、時間がかかった。原因は二つある。
・ 売上高は左目盛り、営業損益は右目盛りとなっていること。
最大値が、2兆円と6000億円で、それほど大きな差はないのだから、同じ目盛りでも支障はないだろう。
・ 売上高と営業損益で、ゼロの位置が異なること。
その結果、2017年度の売上が、ほとんどゼロのように見えてしまう。
グラフの見やすさの点はさておき、売上高の上下変動は凄まじいものがある。数年で3分の1以下に減ったかと思うと、翌年は倍増するなど、普通の企業では考えられないことである。
鉄道会社であれば、前年比で±数パーセントであろう。
鉄道、電力などのように社会の基盤となる企業は、誰にとっても必要不可欠であり、また、年によって大きく需要が変動することもない。
任天堂も、トランプ、花札などの伝統的商品については需要が安定しているはずだが、主力商品はゲーム機だ。そこで、調べてみると、ここ十数年のゲーム機の販売台数に関するグラフがあった【任天堂ゲーム機の販売動向をグラフ化してみる(主要ハード編)(最新)】。
グラフを見ると、次のことが手に取るように分かる。
2~4年ごとに新型機が投入され、
1、2年で、ピークを迎え、
数年で、ほとんど売れなくなる。
たまたま、新型機が大ヒットすれば、一気に売上が増えるし、新型機の導入が遅れれば、どんどん売上は減っていく。
任天堂のような収益構造の企業は単年度だけで業績を見たら、誤った評価をしてしまう。
「驚いた」というのは、十年くらい前には2兆円近い売上だったように記憶していたからだ。
調べてみると、【任天堂 売上高7年ぶり1兆円超え スイッチ、業績けん引 毎日新聞 2018.4.26】という記事があり、こんなグラフが載っていた。
グラフの意味を読み取るのに若干、時間がかかった。原因は二つある。
・ 売上高は左目盛り、営業損益は右目盛りとなっていること。
最大値が、2兆円と6000億円で、それほど大きな差はないのだから、同じ目盛りでも支障はないだろう。
・ 売上高と営業損益で、ゼロの位置が異なること。
その結果、2017年度の売上が、ほとんどゼロのように見えてしまう。
グラフの見やすさの点はさておき、売上高の上下変動は凄まじいものがある。数年で3分の1以下に減ったかと思うと、翌年は倍増するなど、普通の企業では考えられないことである。
鉄道会社であれば、前年比で±数パーセントであろう。
鉄道、電力などのように社会の基盤となる企業は、誰にとっても必要不可欠であり、また、年によって大きく需要が変動することもない。
任天堂も、トランプ、花札などの伝統的商品については需要が安定しているはずだが、主力商品はゲーム機だ。そこで、調べてみると、ここ十数年のゲーム機の販売台数に関するグラフがあった【任天堂ゲーム機の販売動向をグラフ化してみる(主要ハード編)(最新)】。
グラフを見ると、次のことが手に取るように分かる。
2~4年ごとに新型機が投入され、
1、2年で、ピークを迎え、
数年で、ほとんど売れなくなる。
たまたま、新型機が大ヒットすれば、一気に売上が増えるし、新型機の導入が遅れれば、どんどん売上は減っていく。
任天堂のような収益構造の企業は単年度だけで業績を見たら、誤った評価をしてしまう。
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