図形の要素は、2つで十分

 昨日の【文字情報には頼らない】の続編である。

 文字情報に頼らず、図を用いる場合、図を構成する以下の要素の全部ないし一部を利用することになる。

  ● 形
  ● 大きさ
  ● 色
  ● 位置
  ● 向き

 昨日のブログで取り上げた、大学を卒業した将棋のプロ棋士のプロになった時点と大学在学の前後関係を示す方法について、もう少し、考察をしてみた。

 形や向きを利用しない場合、以下のように、位置だけを利用した場合、位置と色を利用した場合、色だけを利用する場合、と3パターン考えられる。

図形-1


 利用する要素が多ければ多いほど、それぞれを識別することは容易になるのだが、その反面、情報過多になって、見る側には負担となる。

 上の例だと、左側の、位置だけで区別するのが、ちょうどいいと言えよう。

 では、信号機の場合、どうだろうか。
図形-4


 位置だけで区別するのは難しい。やはり、位置と色の両方を利用するのが一番いい。

 文字に頼らず、図を使うと言っても、図形の各要素(形、大きさ、色、位置、向き)のどれを利用するのか、場面に応じて適切な選択をしなければならない。もしも、各要素をフルに使ってしまうと、あまりにも煩雑であり、余分な情報のために、かえって分かりにくくなるので、要注意である。

 この点は、以前のブログ【実務に理解の深い教員の養成は急務なのだが・・・】で取り上げた。







文字情報には頼らない

 将棋の棋士と言えば、坂田三吉【Wikipedia】に代表されるように、学歴とは無縁の世界である。ところが、最近では、大学卒の棋士も増えており、最年少で棋士となった、現在高校一年生の藤井聡太七段の進路も注目されている。そんな中、最近の大卒棋士を一覧にしたものをネットで見つけた【将棋の居酒屋「遼」】。 

将棋-大学-1

 「四段昇段年齢」という項目があるが、いわゆる「プロ棋士」と認められるのは、四段以上だからだ。では、大学入学前に四段に昇段した棋士は何人いるだろうか。

 当たり前のことだが、右端の列の「入学前」という文字列を数えていくことになる。だが、20行ほど漢字が並んでいるのを数えていくのは、結構、面倒な作業である。

 これに手を加えたのが次の表だが、この表で、同じ作業をしてみてほしい。

将棋-大学-2

 最初の表と比べれば、遙かに楽である。

  「卒業後」「在学中」「入学前」といった漢字3文字の塊の場合、「入学前」を識別するのは、ごく微少な時間とは言え、「読む」という作業が必要であるが、「----卒業後」「--在学中--」「入学前----」であれば、すぐに「入学前----」というのが目に入ってくる。

  「すぐ目に入る」とは言っても、目に入ってくるのは「文字」であり、「その意味を理解する」という作業が必要である。そんな作業すら不要にする表現の仕方も存在する。以下の表だ。

将棋-大学-3


 ここまで来ると、もはや、見ようとしなくても、勝手に向こうから目に飛び込んで来る。

文字情報と図形情報(色・形・位置・向き)とで、こんなにも違いがあるのだ。

 振り返って見れば、信号機が、赤黄青でなく、「停止」「注意」「進行」という文字が表示されていたとすれば、おそらく、交通事故は倍増するのではないだろうか?




「送信フォーム」への長い道のり

 企業や自治体のウェブサイトでは、問い合わせや意見を受け付けるためのフォームが用意されていることが多い。

 ただ、トップページを見ても、どこから意見を送ればいいのか分からないことも多く、サイトマップを見たり、サイト内検索をしたりして、ようやく、送信フォームにたどり着くことも多い。
 
 これに対して、トップページに、受付のボタンを配置しているサイトもあり、大変、便利である。たとえば、京都市のサイトのトップ頁【京都市情報館】は、次のようになっている。

意見-1


 そこで、右上の「お問い合わせ」というボタンを押すと次の画面になる。

意見-2


 次に、この送信フォームの文字を押してみる。

意見-3

 送信フォームが出てくるわけではなく、何やら注意事項が書かれている。どこに、送信フォームがあるのか、あるいは、また、どこかのボタンを押さなければならないのか、等と思いながら、下の方を見ていくと、次のようになっている。

意見-4


 そこで、今度こそ、と思いながら、「SSL対応をご利用の方は、こちら」の箇所を押してみる。

意見-5

 まだ、送信フォームには辿り着けない。

 結局、ここにある「京都いつでもコール SSL対応送信フォーム」こちらを押して、ようやく、送信フォームが出てきた。

 まるで、役所に行って手続をするときに、あっちの窓口、こっちの窓口と数カ所まわって、ようやく本来の手続きができるのと同じような気分である。落語に、お役所仕事を揶揄した【ぜんざい公社】という話があるのを思い出した。

 ボタンや文字の並びを押す度に出てくる新しい画面の文章を読みながら、次は、どこを押せばいいのかなどと探していると、次第に、意見を述べようと色々と考えていたことが、どこかに行ってしまうような気もしてくる。

 あっちこっちと、たらい回しをして、意見を述べるのを諦めさせようとしているのではないかと勘ぐりたくもなってくる(もちろん、そんなことは、意識していないだろうが・・・)。

 さて、これで、このブログ記事は完了とし、今から、「送信フォーム」を利用して意見を述べることにしよう。

 どんな返事が返ってくることか。まさか、「ご意見ありがとうございます。ご意見は関係部署に伝え、今後の業務の参考にさせていただきます」という返信メールが届いて、それっきり、ということはないだろう。

将棋中継

 将棋の実況中継と言えば、以前は、日曜の朝にNHKで放送されるNHK杯戦くらいだったが、最近では、複数のインターネットテレビに将棋専門チャンネルがあり、様々な棋戦の実況中継を見ることができる。

 今日は、名人戦第6局が行われているが、その画面が、以下のようになっている【AbemaTV】。

盤面-1

 画面の右下部分には、将棋盤の真上から撮影した画像が表示され、拡大すると、以下のようになっている。

盤面-2

 番組を最初から見ていれば、どちらが先手(下側から上側に攻めて行く)なのかは分かるのだが、途中から見た場合は、すぐには分からない。

 こんなふうに、画面に棋士の名前を表示してくれれば、途中から見ても、すぐにわかるのだが。

盤面-3


 番組の運営者は、当然のことだが、視聴者が理解できるようにと色々考えているはずである。ところが、途中から見る視聴者がいる、ということまで、気が回らなかったのだろう。



色使いは、こうする

 昨日の朝の震度5の地震に続いて、震度3前後の地震が何度か起きている。

 過去の大地震のことをネットで調べたのだが、比較的わかりやすいのが次のサイト【マグニチュード7クラスの大地震は昭和・平成で何度起きたか?【地震歴史まとめ】】で、各地域に色を割り当て、各地震の見出し部分の背景に、その色を使っている。こんな具合だ。

 
大規模-1


 「比較的わかりやすい」といったものの、この色使いは分かりにくい。

 地域を色で分けて、文字を読まなくても直感的に、どの辺りの地震か、ということを理解してもらおうという意図なのだろうが、色使いに法則性がなく、色を見て、だいたい、どの辺りか、という見当を付けることは、到底、不可能だ。
 
 こんな色使いではなく、寒冷地の北海道、東北から、温暖地の九州、南海に向けて、寒色から暖色へと変化させていけば、直感に馴染み、ずっと理解しやすい。こんな具合だ。
 
大規模-2




気象庁の地震情報

 今朝8時前に地震があった。すぐにテレビを付けると同時に、ネットで気象庁の地震情報を見ようとした。

 サイトを開くと、メニューのボタンが、以下のように、ずらっと並んでいる【気象庁・地震情報】。

地震-0

 ところが、ぱっと見ただけでは、左から3番目と4番目が、「震源・震度に関する情報」「各地の震度に関する情報」となっており、「震源」に関する情報の有無の違いだけなのか、「震度」と「各地の震度」は違うのか、文字を見ただけでは、よく分からない。

 結局、それぞれのボタンを押して行くと、次のようになっていた。

地震-2

 ご覧のように、どちらも、「震源」は×で記されている。

 震度については、一方は、都道府県を2、3の地域に分けた地域ごとの震度を表しているのに対して、他方は、ピンポイントの観測地点ごとの震度を表しているようだ。ただ、より詳細な地図を表示して行くと、最終的には、③のように、どちらも、観測地点ごとの震度が表示されるようになっていた。

 この結果を踏まえて、ボタンを「分かりやすく」するとしたら、以下のようにするのがいいだろう。
地震-4

 あと、冒頭に並んでいたボタンの5番目「遠地地震に関する情報」というのも分かりにくい。

 「遠地」というのが、北海道とか沖縄を指すのかと思ったのだが、そうではなく、「外国」ということだった。
 
 考えてみれば、日本語のサイトなのだから、当然、北海道や沖縄の人も見るわけで、「遠地」というのは、日本の外、と理解するのが合理的なのだが、つい、自分の住んでいる場所を中心に考えて、「遠地」を、上記のように理解していた私が悪い、ということになるだろう。

 とはいえ、サイトを見る人は様々なのだから、絶対に誤解のないように、「外国の地震に関する情報」とすればよかったのだ。



「データバー」の活用

 少し長くなるが、不動産業界に関する記事を引用する【NEWSポストセブン 不動産「御三家」を猛追 ヒューリックとはどんな会社なのか】。

 売上高でいえば、2017年12月期の予想が2800億円というそのヒューリックが、不動産業界で御三家といえる三井不動産、三菱地所、住友不動産の財閥系3社を追いかける、4番手に浮上しようとしている。

 財閥系3社に続くのは野村不動産ホールディングス、東急不動産ホールディングスで、確かに規模では野村や東急にも及ばない(2018年3月期の両社の売上高予想は、野村が6460億円、東急が8400億円)中堅クラスのヒューリックだが、大事なのは収益。この収益面での比較となると、一気に野村や東急と肩を並べるのだ。

 2018年3月期予想で営業利益、経常利益、純利益の順に数字を並べてみると、野村は760億円、670億円、440億円。東急は735億円、640億円、345億円。そして2017年12月期のヒューリックの予想が630億円、600億円、400億円。売上高比から見たヒューリックの高収益性が際立っているのがわかる。


 不動産業界の中でのヒューリックという会社の特徴が具体的な数字で理解できただろうか。理解できたとして、どれくらいの時間を要しただろうか。

 上記の記事を表にすると、こうなる。

ヒューリック-4

 記事が最も述べたかった結論「売上高比から見たヒューリックの高収益性が際立っている」ということが、一目で理解できるだろう。

 表の各枠の中の色のついた棒グラフのような図形は、表計算ソフト「エクセル」の「データバー」という機能を用いて表示したものである。この「データバー」によって、単なる数字の羅列でしかない表が、一目で、その意味を理解できる表に一変したことが、おわかりいただけただろうか。

 これほど表現力に優れた[データバー」である。もっと多用されてもいいはずなのに、ネット上でも、見かけることは少ない。もったいないことである。

 他にも表の作成にあたって留意した事項を列挙する。

 ● 企業の名称の一部を大きな太字にした。
     正式名称は「●●不動産ホールディングス」であっても、区別に必要なのは、「●●」の部分だけである。

 ● 収益欄の項目名を右寄せにした。
     3種類の「利益」の共通部分である「利益」が縦一列に並ぶ結果、「営業」「経常」「純」の違いに注目されるようになる。
     この効果を得るためであれば、「ホールディングス」を小さくしたように、「利益」を小さくしても、よかった。

表の作成は、こうする

 下の表は、ある法科大学院の修了生の直近3年間の司法試験の受験結果を表にしたものである。

合格-1


 これを、私が「分かりやすく」したものが、次の表である。

合格-2


 どこを変えたかというと、以下のとおりだ。

 ● 文字を大きくした (表全体の大きさは、変わりない)。
     ある程度の余白は必要だが、元の表では、空白部分が広すぎるし、文字を読みにくい。

 ● 数字の後ろの「名」を省略した。
     「名」というのは分かりきったことだし、21箇所にも付けると煩雑な感じがする。
     他方、「年」は3箇所だけなので、付けても煩雑には感じない。     

 ● 既習・未習、法学部・他学部を、それぞれ行で分けるのではなく、列で分けた。

     本来、年を行で分けているのだから、時の流れと異質なもので更に行を分けると、思考が混乱する。
     仮に、年を前期・後期というふうに細分化するのであれば、行で分けるのが適切である。

 ● 既習・未習、法学部・他学部の文字は項目名に記載し、表の中身には記載しなかった。

 こうすることによって、格段に分かりやすくなった。たとえば、他学部出身の最終合格者は一人もいないことが、一瞬で分かる。元の表だと、1行おきに、「他学部」という文字を確認しながら見て行く必要があったのだが、新しい表だと、右端の列を見るだけで、他学部出身者の合格者数が分かるのだ。

 ところで、表計算ソフトの「エクセル」には便利な機能があり、数字の大きさを視覚的に表現してくれるので、直感的に数字の大きさを把握できるようになっている。次のようになる。
 
合格-3


 この表だと、2017年に短答合格者が激減したことが、一瞬で読み取れるのだが、元の表だと、そのことに気づくのに数秒はかかる。

 エクセルが出始めた頃から、「こんな機能があったら、いいのにな」と思っていた機能なのだが、Excel 2007 で、この機能が追加されて感激したものだ。

 情報は、「正確さ」という点では、デジタルの数字が優れているのだが、「直感的な分かりやすさ」という点では、アナログの図形の方が遙かに優れているのである。

 腕時計の表示でも、デジタル時計が出始めた頃は、アナログ時計よりも正確に時刻が分かるということで、私も乗り換えたのだが、使っているうちに、ストレスを感じるようになった。

 アナログ時計なら、例えば、夕方6時の待ち合わせなら、あと、40分、ということが、直感的に分かるのに対して、デジタル時計だと分からないのだ。

 また、アナログ時計なら、時計の文字盤を見ながら、長針の位置を頭に描いて、ここで家を出て、ここで駅に着いて、・・・と、自分の予定を考えられるのだが、数字を見るだけだと、そうは行かない。アナログ時計なら、頭に描いた長針の動いた角度で時間の長さを実感できるのである。


 

色分けに注意

 ある予備校のサイトに、大学進学の状況について1990年と2015年とを比較する表が載っていた【河合塾 大学入試の昔と今】。
 下の左が全体図、右が右半分(2015年)を拡大したものだ。

大学

 見た瞬間、右端のオレンジの長方形が何を指すのかと思ったら、中央付近の凡例のオレンジの正方形の右に「短大」と書かれている。では、4年制大学の青の長方形はどこにあるのかと思ったのだが、そんなものはない。オレンジの正方形は、円グラフのオレンジに対応しているもので、右端の長方形のオレンジとは無関係のようだった。

 「大学数」のところからオレンジの長方形まで、黄緑色の破線が延びていることから、オレンジの長方形は、4年制大学と短大を併せた大学数を表したものだと理解できた。

 そうやって理解したつもりでも、どうしても、短大のオレンジと右端の長方形のオレンジが結びつけられ、見ていて、居心地が悪い。

 しかも、円グラフの上に並んでいる人の図も青とオレンジが使われていて、男子は4年制大学、女子は短大という昔の固定観念にとらわれているようにも見えてしまう。結果的に、予備校が、ジェンダーフリーの時代に逆行しているとの非難を受けるかもしれないし、下手をすると、そういうことに敏感な受験生を遠ざけてしまいかねない。

 こういった誤解を起こさないようにするには、たとえば、こんが具合にすればよいだろう。

大学-2


注意した点は、以下のとおりである。

 ● 凡例を独立に設けるのではなく、円グラフの中に重ねる。
     こうすれば、判例とグラフとの間を視線を行ったり来たりしなくても理解できる。

 ● 男女の色分けと、4年制大学・短大の色分けを、別のものにする。

 ● 大学全体を表す長方形の内部は、4年制大学、短大の各色を組み合わせた格子状にする。


くどすぎてもいいから、分かりやすく

 ある公共施設の集会室の利用料金表である。

料金-1

 どこが分かりにくいのか? という疑問を抱かれた人もいるだろう。

 最大200人くらい入る部屋なのだが、この表を見たとき、最初は、朝10時から夕方5時まで利用して、3000円というのは、えらく安いと思った。

 そんな安いはずはないだろうと思って見直すと、左上に「ご利用時間(1時間単位)」と書かれていた。ただ、これを見たときも、最初に見たときの、朝10時から夕方5時まで利用して3000円、という印象が強く、単に利用時間が1時間単位というだけで、料金の計算は、それとは別で、朝10時から夕方5時までなら、何時間でも3000円なのか、という気がした。

 それにしても、安すぎる。そのうち、利用時間が1時間単位というのだから、利用料金も1時間の料金を表示してあるのだろうという気もしてきてた。

 施設側は、利用時間が1時間単位ということを表示しておけば、料金も1時間ごとに計算されるというのは当然のことだという思いがあったのだろう。

 確かに、常識的にはそういうことになるだろう。

 けれども、自分では常識だと思っていても、100%の人が常識を持ち合わせている、というわけではない。

 たとえば、森友問題の財務省の文書改竄に関する佐川元国税庁長官の証言など、常識的には、こんなので納得できる人がいるのかと思えるのだが、世論調査では、「納得できない」が72・6%で、「納得できる」が19・5%もあるのだ【毎日新聞 佐川証言、世論調査】。

 もう登場して10年にもなり、テレビでも何度となく報道されている「オレオレ詐欺」でさえ、未だに騙される人がいるのだ。

 集会室の利用料金の件でも、トータルで3000円と誤解する人がいないとは言えないだろう。もし誤解したまま申し込んでいたら、当日、料金の支払いを巡ってトラブルにもなりかねない。

 万が一にも、そんなことにならないよう、くどいほど分かりやすい表現にすべきである。たとえば、こんな具合である。

料金-2


お洒落すぎる!

 私が大変気に入っている店があるのだが、昨日、商品の注文に関する留守電が入っていた。

 今朝、折り返しの電話を入れようとしたのだが、まだ営業時間前かも知れないと思い、店のウェブサイトで営業時間を確認したところ、次のようになっていた【アンジェ・河原町本店】。

 
アンジェ


 営業開始時刻の数字が、最初は、ローマ数字の「II」に見えて、昼の2時からしかやっていないのかと思ったのだが、すぐに営業終了時刻の「21:00」というのが目に入ってきたので、営業開始時刻の数字も、ローマ数字ではなく、アラビア数字に違いないと思い見直して、ようやく、11時と言うことが理解できた。

店のコンセプトが、

「上質な暮らし・美しいデザイン」をテーマに、日本・北欧などを中心に世界中から選りすぐりの商品を集めています

と言うだけあって、ウェブサイトのイメージも、それに沿って、大変お洒落な作りで、それはそれで結構なのだが、「営業時間」「電話番号」といった基本的な情報についても、お洒落過ぎるフォントを用いてしまうと、伝えるべき情報を誤って伝えることにもなりかねない。

 以前のブログ【エレベータの開閉ボタン】にも書いたように、表現に際して、「お洒落に」「格好よく」という思いは誰しも抱くものなのだが、「分かりやすさ」を犠牲にしては本末転倒である。

 もちろん、店のウェブサイトなどは、純粋に事務的な文書ではないのだから、「分かりやすさ」に徹するわけにもいかず、「お洒落」を優先させたい気持ちも分からなくはないのだが、それでも「お洒落すぎる」のは、考えものである。

 ところで、冒頭の留守番電話の「商品」というのは、来年のスケジュール帳である。見開き一週間で、時刻が縦に並んでおり、非常に使い勝手がいいため、もう20年以上、同じのを使っている。

 日本製のスケジュール帳は、ほとんどが、時刻が横に並んでおり、使い勝手が悪く、ようやく見つけたのが、そのスケジュール帳【QUO VADIS Weekly Vertical Prenote】なのだ。

 以前のブログ【拘束時間の可視化】に書いたような記載も、時刻が縦に並んでいる方が、ずっと書きやすく、分かりやすい。


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「時間泥棒」仕置人

Author:「時間泥棒」仕置人
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 玉石混淆の情報が溢れる社会の中で、効率よく、的確に、情報を取得し、提供するには、どうすればいいのか、ということを常に考えています。

 ところが、そんなことには無頓着な人も多いようで、読者に対する配慮の一欠片もない文章を目にすることがあります。

 難解な文章で読者の貴重な時間を奪ってしまう人達のことを、「時間泥棒」と名付けました。

 このブログは、「時間泥棒」を立派に更生させることを目的として開設したものです。

 記事を読んで、自分も「時間泥棒」かな、と思ったら、早速、改めて下さい。また、あなたの廻りに「時間泥棒」がいたら、あなたの力で立派に更生させてあげて下さい。

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