外務省?財務省?

 先日、友人と電話で話していたときのこと。私が話した言葉が聞き取れなかったらしく、「外務省?財務省?」と聞き返されて、私は、こう答えた。
 

  そと(外)のほう


 仮に、声を大きくして「外務省!」と答えたとしても、発音自体が不明瞭だったら、やはり、聞いている方は理解できない。そんなことをするよりも、別の言い方をした方が、相手に通じる可能性は、ずっと高まるはずだ。そう考えて、「外のほう」と答えたのだが、その説明で、すぐに友人は、「外務省」ということだと理解してくれた。

 振り返って見れば、話した言葉を相手が聞き取れなくて、聞き返されるという場面は、日常的に誰もが頻繁に経験していることだ。

 そんなとき、「自分はちゃんと喋っているのに、なんで聞き取れないんだ」という若干のいらだちとともに、前よりも大きな声で、同じ言葉を繰り返し、それでも聞き取れなくて、もっといらついて、少し声を荒げて、同じ言葉を繰り返す、ということも経験している。

 逆に、こちらが聞き返しているときに、同じ言葉を繰り返されると、「なんで同じ言葉を繰り返すのだ、聞き取れないものは聞き取れない」と、もどかしく思ってしまう。

 音声そのものが小さくて聞き取れない場合は、声を大きくすれば聞き取れるはずだから、同じ言葉を大きな声で繰り返せば足りるはずだ。ところが、音声そのものは聞き取れても、発音自体が不明瞭で聞き取れないというときは、いくら大声を張り上げたところで、分からないものはわからない。

 そう考えれば、「外務省?財務省?」のように二択で聞き返されたときは、同じ言葉を繰り返すのではなく、別の観点から説明するのが正しい対処法だというのは、当然のことだろう。
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