東京弁護士会のサイトに【平成27年司法試験についてのアンケート集計結果】が掲載されており、そこに次のようなグラフが載っている。

問題量-1

 色々と問題があり、改善案を作った。

問題量-2

「個人間融資」の説明  

 小学館の『NEWSポストセブン』というサイトに、【SNSでの「個人間融資」に騙された被害者たちの証言】という記事があった。

 引用が長くなるが、しっかり読んでほしい。

「無知だったんです。そもそも、お金がなければサークルを辞めたり親に相談すればよかった。でも焦ってしまい“ツイッターでならこっそり融資してもらえる”と思い込んでしまった。10万円借りようとしたところ、身分証を送れ、バイト先を教えろなど言われて、言われるがままに従ってしまい…」(みずほさん)

 結論から言うと、みずほさんは金を借りることができなかった。みずほさんが接触した“融資アカウント”は、そもそも他人に金を貸したり融資するふりをして、女性たちに身分を全てあかさせた上で、裸の写真を送るよう要求したりして、最後は肉体関係を持たないと知人や学校、親にバラすとまで脅迫されたのである。


 問題なのは、一番最後の文だ。

みずほさんが接触した“融資アカウント”は、そもそも他人に金を貸したり融資するふりをして、女性たちに身分を全てあかさせた上で、裸の写真を送るよう要求したりして、最後は肉体関係を持たないと知人や学校、親にバラすとまで脅迫されたのである


 「“融資アカウント”は」という主語に対応する述語が、3箇所に出てくるのだが、その後に一転して「脅迫された」と受動態がでてくる。

 「脅迫された」というのは、「みずほさんは」が主語にならないと辻褄が合わない。

 元々のL主語「“融資アカウント”は」に合わせるなら、「脅迫された」ではなく、「脅迫した」でなければならない。

 貴社が、「脅迫された」と受動態を用いたのは、被害者側の視点を入れようとしてためだろうが、被害者側の視点を入れるなら、「脅迫して来た」とすればよい。

 これなら、主語と述語の対応の乱れもなく、かつ、記者の意図したであろう被害者側の視点も表現できる。

 いずれにせよ、一文が長くなり、その中に何箇所も述語が登場すると、書いているうちに主語が何だったかを忘れてしまい、このような混乱した表現になり勝ちである。これを確実に防ぐには、一文を短くするほかはない。

 最後の文の分かりにくさは、ここだけではない。

みずほさんが接触した“融資アカウント”は、そもそも他人に金を貸したり融資するふりをして、女性たちに身分を全てあかさせた上で、裸の写真を送るよう要求したりして、最後は肉体関係を持たないと知人や学校、親にバラすとまで脅迫されたのである。


 「金を貸したり融資するふりをして」とは、次のどちらの意味だろうか。

 【1】   【金を貸したり融資する】ふりをして

 【2】   金を貸したり【融資するふりをして】


 【1】であれば、金は貸さないのであり、【2】であれば、金を貸すこともある、ということになる。

 そもそも、「金を貸す」のも「融資する」のも法的には消費貸借であり、同じことである。ただ、「金を貸す」と言えば、個人間の少額の貸し借りが想起されるのに対して、「融資する」と言えば、銀行と企業の間の多額の貸し借りが想起される。

 【1】の意味なら、単に、「金を貸すふりをして」と書けば足りる。

 【2】の意味なら、「金を貸すふりをしたり、実際に貸したりして」と書けば紛れがない。

----- 追記 2019.7.17 -------------------------------------------------------------------

 最近はカラフルなグラフを載せることが多いため、今回のような文字だけの記事は、少し寂しく感じてしまう。

照明のリモコンボタン  何を目立たせるか

 以前、エアコンのリモコンの記事を書いた【リモコンのボタンと文字の対応】が、今日は、寝室の天井の照明のリモコンの話だ。

電灯リモコン

 
 暗がりの中でリモコンの左下の「メモリ1」押すさなければならないのだが、「左下」と分かっていても、暗がりでは手にしたリモコンの上下が分からない。

 もしも、オレンジ色に着色されていたら、暗がりの中でも、何とか識別することができ、ちゃんと押すことができるはずだ。

 現状は、「消灯」とか「ゆっくりオフ」というボタンがオレンジ色になっているのだが、これらのボタンを押すときは当然、明るいはずだから、オレンジ色にして特別に目立たせる必要性はない。

情報は、届かなければ意味がない】で書いたとおり、情報を発信するに際しては、受信者の情況に思いを馳せることが必要だということである。

色だけに頼らない工夫  Color Blindness Simulator

 【Color Blindness Simulator】というサイトがある。

 自分が作成した画像が色弱の人にどう見えるのかをシミュレーションしてくれるサイトだ。

 先日の【大学教員の研究時間割合の減少  帯グラフの添削】のグラフで試してみた。これによって、赤、緑、青の各色の認識能力が低い場合にどう見えるかが分かる。

【元のグラフ】
大学教員時間割合-2+


【赤】
色弱赤


【緑】
色弱緑


【青】
色弱青


 今回のグラフの色遣いなら、色弱の人にも分かってもらえそうだ。

 念のため、全く色の区別がつかなければ、どう見えるかもシミュレーションしてみた。

モノクロ


 社会活動サービスの区分が、どれも同じような灰色の斜線で区別がつきにくい。

 そこで、斜線の向きを変えたものを作ってみた。

モノクロ+


モノクロ+-

 これなら、誰でも容易に区別することができるだろう。

 



大学教員の研究時間割合の減少  帯グラフの添削

 東大新聞ONLINEの記事【教員の研究時間割合 02年度より13.6ポイント減】の中に、こんなグラフがある。

 
大学教員時間割合-1


 せっかくのグラフなのだが、モノクロで、帯グラフの各区分の灰色の濃淡の差が少ないので区別がつきにくい。

 モノクロの場合、真っ白、薄い灰色、濃い灰色、真っ黒の4段階以内にしないと識別が困難になることは、以前の記事【グラデーションのフェイント】に書いた。

 だが、そもそも、東大新聞ONLINEの他の頁では、【上野千鶴子東大名誉教授の入学式での祝辞の評価  帯グラフの工夫 続編】で引用したように、ふんだんにカラーを使っているのだから、ここでも、カラーで分かりやすくすべきだろう。

改善案は、こうだ。

大学教員時間割合-2+


● 各区分の色をイメージに合わせる

 ・ 研究は、冷静沈着ということで、青、教育は、若葉、森の成長ということで緑とした。
 ・ その他は、無彩色の灰色とした。
 ・ 社会サービス活動は、研究関連、教育関連、その他に3区分されているので、それと符合するように、青、緑、灰色の斜線とした。

● パーセントの数字

 ・ 背景に応じて、黒または白とした。
 ・ 目立つように、太字にした。
 ・ 社会サービス活動は、背景が斜線であり、しかも、割合が小さいため隣の区分にかかるので、そのままだと、分かりにくい。
   そこで、長方形を配して、その中に数字を記載した。

 ・ 社会活動サービスの数字は、上下にずらさないと重なってしまうので、教育関連を上、その他を下に移動した。
   同じ教育関連を、ある年度は上、次の年度は下とすると、数字と区分との対応が分かりにくくなる。

● 凡例

 元のグラフの凡例は、上の3つと下の3つとの間に、空白がある。また、上の3つの相互間と、下の3つの相互間では、間隔が異なっている。けれども、そうすべき、必然性は全くない。

 改善案は、6つを等間隔で並べたので、元のグラフのような、不統一はない。

 さらに、「社会サービス活動」という文字が縦に3つならんでおり、「社会サービス活動」が更に3区分されていることが、一目瞭然である。

----- 追記 2019.7.15 -------------------------------------------------------------------

 本稿に関連した記事【色だけに頼らない工夫  Color Blindness Simulator】を書いた。


上野千鶴子東大名誉教授の入学式での祝辞の評価  帯グラフの工夫 続編

 【上野千鶴子東大名誉教授の入学式での祝辞の評価  帯グラフの工夫】で、東大新聞ONLINEの【東大入学式2019・上野祝辞アンケート分析】という記事に掲載されていたグラフについて、改善案を示した。

 今回は、その記事に載っていたグラフのすべてについて、改善案を示すことにした。

上野-1-1


上野-1-2+




上野-2-1


上野-2-2+




上野-3-1


上野-3-2


● 帯グラフの色
 直感に馴染む色にした
 ・ 積極的なもの(評価、認識)は有彩色、消極的なものは無彩色(灰色)
 ・ 中立的なものは、白
 ・ 程度の大きいものは、濃く、小さいものは薄く

● 割合を示す数字
 一目でわかるようにした
 ・ 背景色に映えるように、黒、白を使い分ける
 ・ フォントを大きく、bold(太字)に

● 凡例
 一行に並べて、帯グラフとの対応関係を分かりやすくした

● 20%ごとの目盛線
 目障りにならないよう、目立たない色にした






GPSを測位しました  助詞は正しく

 車を発進すると、間もなく、こんな音声が流れてくる。

 GPSを測位しました


 これを聞く度に、違和感を覚える。

 正しい日本語は、こうであるはずだ。

 GPS測位しました


 GPSは、全地球測位システムのことであり、「測位」の「対象」ではなく、「手段」である。

 「対象」なら「を」でいいが、「手段」である以上、「で」あるいは、「によって」でなければならない。

 こんな変な日本語が、長年にわたって放置されているのが不思議である。

 さらに言えば、「測位」という言葉も、日常的に使われる言葉ではない。「そくい」と聞けば、「即位」を思い浮かべるのが普通である。一瞬ではあるが、頭の中で、「測位」と漢字変換をするのに時間を要する。

 分かりやすくするには、こうするしかない。
 

 GPSで位置を確認しました


 

「文部科学白書 教育の情報化」の添削を試みる

平成29年度文部科学白書】の「第11章 ICTの活用の推進」の「第1節 教育の情報化」の冒頭に、以下のような記述がある。

 社会の情報化が急速に進展する中で,子供たちが情報や情報手段を主体的に選択し活用していくための基礎的な資質としての情報活用能力を身に付け,情報社会に主体的に対応していく力を備えることがますます重要となっています。
 また,子供たちの「確かな学力」を育成するためには,分かりやすい授業を実現することが必要であり,その指導方法の一つとして,教員がICTを効果的に活用した授業を展開することが重要となっています。
 さらに,校務事務の多忙化により,教員が子供たちと向き合う時間が不足していることが指摘されている中で,ICTを活用した校務の効率化に対する期待も高まっています。
 一方,近年,コミュニティサイト等に起因する事犯や,いわゆるリベンジポルノなどのインターネットによる犯罪被害,生活リズムの乱れなどが大きな問題となっています。このため情報社会の便利な側面のみならず,影の部分やその対処法などについて,子供たち自身や保護者などが正しく認識し,適切に行動していくことがますます重要となっています。
 このような状況を踏まえ,文部科学省は,情報活用能力の育成,教員のICT活用指導力向上に向けた取組,ICTの活用による障害のある子供たちの支援,学習者用コンピュータ等の学校ICT環境整備の推進,青少年を有害情報から守る取組の推進等に取り組んでいます。


 こういったメリハリのない記述は、官公庁のサイトでは、よく見かけるが、何とかならないものだろうか。

 少しでも読みやすくするため、最小限、手を入れてみた。

 社会の情報化が急速に進展する中で,子供たちが情報や情報手段を主体的に選択し活用していくための基礎的な資質としての情報活用能力を身に付け,情報社会に主体的に対応していく力を備えることがますます重要となっています。

 また,子供たちの「確かな学力」を育成するためには,分かりやすい授業を実現することが必要であり,その指導方法の一つとして,教員がICTを効果的に活用した授業を展開することが重要となっています。

 さらに,校務事務の多忙化により,教員が子供たちと向き合う時間が不足していることが指摘されている中で,ICTを活用した校務の効率化に対する期待も高まっています。

 一方,近年,コミュニティサイト等に起因する事犯や,いわゆるリベンジポルノなどのインターネットによる犯罪被害,生活リズムの乱れなどが大きな問題となっています。このため情報社会の便利な側面のみならず,影の部分その対処法などについて,子供たち自身や保護者などが正しく認識し,適切に行動していくことがますます重要となっています。

 このような状況を踏まえ,文部科学省は,情報活用能力の育成,教員のICT活用指導力向上に向けた取組,ICTの活用による障害のある子供たちの支援,学習者用コンピュータ等の学校ICT環境整備の推進,青少年を有害情報から守る取組の推進等に取り組んでいます。


 やったことは、下記の二点だけである。

  ● 段落ごとに空白行を入れる
  ● ポイントとなる用語を赤の太字にする

 たった、これだけのことで、ずっと読みやすくなるし、読み終わった後に何が書いてあったか再確認することも容易になる。せめて、この程度の努力はしてもらいたいものである。


 

司法試験合格者の年齢別構成  法務省のグラフを添削する

 法務省の【平成13年度司法試験第二次試験結果について】に、司法試験合格者の年齢別構成のグラフがある。
年齢別-1

 一目見て、うんざりした。

 改善案は、こうだ。

年齢別-6

 以下、元のグラフの問題点を列挙する。

● 無意味な装飾

 まず、表題だ。

....年齢別-3

 背景の薄紫、黒い影は無意味である。

 また、平面的な帯グラフで十分なのに、ことさら立体的にするのも無意味だ。

 【実務に理解の深い教員の養成は急務なのだが・・・  過剰演出は不要

● 直感に反する時系列

 一番上が「平成13年度」、一番下が「平成元年度」となっている。

 時間の流れは、左→右上→下、で表現するのが普通であり、直感に馴染む。

 ところが、特別な必要性もないのに、下→上、と逆転している。

 時系列の間隔

 時間の間隔と見た目が対応していることが望ましい。
 
 全部等間隔で並んでいると、現実の時間も等間隔のように錯覚してしてしまう。

 改善案は、平成元年と平成8年の間を広く開けているが、単純に6年分の間隔をとるのは現実的ではなく、「・・・・・・」で代用した。なお、6年分が抜けているということで「・」の数は6個にしている。

● 文字の幅、間隔

....年齢別-4

 よく見ればわかることだが、12年と11年ではフォントの横幅が異なっている。

 その上、10年などは、「35.7%」なのに、数字が密着しているため「36.7%」と勘違いしそうである。

● 同じ単語の繰り返し

 [平成」「年度」「%」といった記載が何度もでているが、分かりきったことであり、省略した方が、すっきりする。

● イメージに合わない色

 各年齢区分の色だが、法務省のは、「緑、赤紫、黄色」となっているが、改善案は「緑、黄色、薄茶」となっている。

 秋になって木の葉の色が変わるのと人の年齢のイメージを重ねるのが直感に馴染む。車の高齢運転者マークも同じだ【図形の要素は、色が重要】。

 26歳で高齢者扱いかと言われそうだが、あくまでも相対的には高年齢には違いない。

 学生時代の勉強会などで、24、5歳の上級生が「長老」と呼ばれていたのを思い出す。「長老」でも司法試験に合格すれば、数年後には「若手」弁護士である。

● 和暦のみの表示

 官公庁の文書は和暦が標準となっているようだが、西暦と併記しないと、何年前かということが即座に分からない。この弊害は、元号が令和に替わって、より顕著になった。
 「分かりやすさ」という観点からは、西暦表示は必須であり、スペースの余裕があるときには和暦も併記する、というのがいいだろう。

● 分かりにくい凡例

 「24歳以下30.7%」のように、凡例の文字がパーセントの数字に接着して同じ大きさで記載されているので、目立たない。

 改善案では、時間間隔を表すために設けた空白部分に、大きな文字で記載したので、一目で分かるようになった。

 また、「以下」「以上」といった漢字を使わず、「~24歳」「26歳~」と記号「~」を使ったので、より直感的に分かりやすくなったはずだ。


 最後に、二つのグラフを比較しやすいよう、左右に並べてみた。

年齢別-1 年齢別-2







司法試験、司法書士試験の合格者の平均年齢の推移

Shulze Blog に【旧司法試験/予備試験/(新)司法試験 最終合格者の平均年齢の推移】が載っていたので、以前の司法書士試験に関する情報と併せて、グラフにした。

合格者平均年齢


 「載っていた」というと、私が依頼もしないのに、載せられたように思われるかも知れない。

 「載っていた」のは事実には違いないが、実際は、私の方が Shulze Blog のコメント欄で、お願いしたものである。

 いや、正確に言えば、「お願い」もしていない。私は、ただ、「遡って、司法書士だけでなく、旧試験、新試験、予備試験についても、合格者平均年齢の推移を整理していただけたら嬉しいです。」と書いただけである【2019年度司法書士試験の出願者数16,811人(昨年より▲857人、4.9%減、9年連続減少、9年前より▲16,355人、49.3%減)】のコメント5。

 決して、「整理して下さい」とお願いしてはいない。整理された場合の私の抱く感情についての予測を述べたに過ぎない。

 これも、一種の【ご飯論法】と言えるだろう。

 それはさておき、司法書士試験については古い情報は掲載されていないようだが、掲載され次第、グラフを更新する予定だ。

 私がここまでグラフに拘るのは、本来、何かを論じるに当たっては、議論の前提となる情報のすべてを視野に入れて行うべきであるにも関わらず、論者の記憶、印象に残った一部の情報だけを根拠に不毛な議論が戦わされる例を数多く見てきたからである。

 グラフによって、より広い範囲の情報を一目で閲覧できるようにすれば、そのような不毛な議論も、少しは減るのではないだろうか。



司法書士試験の出願者数・合格者数・合格率

Schulze BLOG 】に司法書士試験に関するデータが載っていたので、グラフにしてみた。

司法書士試験の出願者数・合格者数・合格率


法科大学院入学者に占める内部生の割合

 すっかりお馴染みになったSchulze BLOGに 【東大学部出身者の東大ローへの進学者数は72名、全入学者(210名)に占める割合は34.3%、人数・占有率とも過去最低を更新】という記事があったので、例によって、グラフにしてみた。

 京大についても、自分でネットで数値を調べて、グラフにしてみた。

内部生・東大


内部生・京大-3


 京大の方は、注意書きしたとおり「入学者」ではなく「入学手続者」や「合格者」の数値になっている期間もあるので、内部生の占有率は、実際とは若干の違いがあるはずだ。

 「入学手続者」には含まれるが「入学者」には含まれないというのは、どういう者か分からない。

 いったんは入学手続をしたが辞退した者、あるいは、入学手続だけはしたが、実際に授業を受けるのに必要な行為(例えば、履修登録など)を決められた期間内に行わなかったため、入学を取り消された者なのか、推測するしかない。

 なお、現時点で京大のウェブサイトに掲載されていたのは、2015年度入学者以降のものであり、それ以前のものは、インターネットアーカイブで確認したものである。

出典は、以下のとおりだ。

 【2007-2012
 【2013-2014
 【2015-2019





文部科学省の資料

 文部科学省のサイトに【法科大学院改革の取組状況について】という資料があり、その資料の12頁の冒頭に、このブログの素材としては一級品と言ってもいい、次のような記載がある。

ICT-1

 見た瞬間に嫌でも目に飛び込んでくるのが太めの赤字である。

 何のために太めの赤字にするのか分かっていれば、一つの文の80%も赤字にすることはないはずだ。

 私なら、こうする。

ICT-3

 これなら、「地方在住者」「社会人」「オンライン授業」といったキーワードが一瞬にして目に入るが、元の記載だと、とてもそうは行かない。全て黒字の方が、落ち着いて読めるだけ、ましである。

 【上告理由書の工夫  演出はほどほどに】の「アリババと40人の盗賊」にも書いたとおりである。

 元の記載には他にも問題がいくつもある。二つを並べるので、まずは、どこがどう違うのか、その理由を考えてほしい。

ICT-1

ICT-3



 ・ 表題の末尾に「ついて」とあるが、無意味な記載である。

 ・ 表題の背景をグラデーションで両端を薄くしているが、これも無意味な装飾である。

 ・ 表題の「ICT」というのも、非常に分かりにくい。
ICT-4

  「I」が単なる縦線のように見え、「ICT」という単語の一部に見えない。
  前後にスペースを入れるか、かぎ括弧をつけて、一つの単語であることを明示するのがいい。

 ・ 本文の2行を囲っている長方形の線が太くて、目障りである。

 ・ 読点「、」の付け方も不適切だ。
    「地方在住者や、」の「、」は不要であり、代わりに「社会人が、」とすべきである。
    読点の機能は、概ね以下の3つだが、「地方在住者や、」とすることに意味はない。

     ・ 同種の文字が連続する場合に、切れ目を明示する

       【漢字】
        検察官出席の上審理し → 検察官出席の上、審理し
        【検察官A出席の上審理し・・・

       【ひらがな】
        夏にはもでもオゴってもらおう → 夏に、はもでもオゴってもらおう
        【名詞は漢字に限る

     ・ 修飾関係の誤解を避ける
        ① 目を覚ましたメリーは、恐怖のあまり地下室に潜んでいた男を、殺してしまう。
        ② 目を覚ましたメリーは、恐怖のあまり、地下室に潜んでいた男を殺してしまう。
        【目を覚ましたメリーは・・・

     ・ 長すぎる文を息継ぎのために区切る

 あと、ここからは、「趣味の問題」と言われるかも知れないが、いくつかの変更点がある。

     ・ 表題の文字が大きすぎるので、少し小さめのフォントにした

     ・ 本文の先頭の「○」と次の文字の間にスペースを入れた


 

2019年ロースクール入学者

Shulze blog】に今年のロースクール入学者の内訳が載っていたので、グラフにした。

ロー入学者-2


 昨年までのグラフは【ロースクール入試の現状  グラフと表の連繋】の追記欄に掲載しているが、今回、今年度データを追加してグラフにしたのだが、いくつかの変更点がある。

 ・ 各グラフのマーカーの側に、数値を記載した。
   ただし、「定員」については、「入学者」と重なって煩雑になること、また、必要性も乏しいことから、記載していない。

 ・ 凡例をまとめて記載するのではなく、各グラフの側に、グラフと同じ色で記載した。

 ・ 5年ごとに、背景を薄い灰色にした。

 ・ 年度が横倒しになっていたのを、縦にした。

 ・ 実線と点線を以前のグラフと逆にした。
   入学者は実体がある数字なので実線、定員は観念的なので点線、というのが直感に馴染む。

 変更点が分かるよう、以前のグラフと並べてみた。

ロー入学者-1 ロー入学者-2




2019年度ロースクール別入学者数

Shulze blog】に今年の法科大学院の大学別入学者数が掲載されていたので、グラフにしてみた。

ロースクール別入学者数


 首都圏と関西の背景色を水色にして、地域的な偏在が一目で分かるようにした。



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「時間泥棒」仕置人 (改称予定)

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 玉石混淆の情報が溢れる社会の中で、効率よく、的確に、情報を取得し、提供するには、どうすればいいのか、ということを常に考えています。

 ところが、そんなことには無頓着な人も多いようで、読者に対する配慮の一欠片もない文章を目にすることがあります。

 難解な文章で読者の貴重な時間を奪ってしまう人達のことを、「時間泥棒」と名付けました。

 このブログは、「時間泥棒」を立派に更生させることを目的として開設したものです。

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