ウォーターフォール開発からアジャイル開発へ

 日経XTEKの【「ユーザーストーリー」による要件定義手法、永和システムが普及活動開始】という記事を読みかけたところ、「アジャイル開発」という、初めて目にする用語が出てきた。

 そこで、ネットで、【「アジャイル開発」とは? 特徴とメリット・デメリットをわかりやすく簡単に解説】という記事を見つけて、読み始めた。

 すると、「目次」が次のようになっていた。

アジャイル開発

 ご覧のとおり、カタカナ語が並んでいる。

 リリースとかスクラムとか、ある程度、日本語化した外来語も並んでおり、意味を推測できるものの、ソフト開発の現場で特有の意味づけをされているのかも知れないので、「分かった気」になるのは、要注意であり、解説をしっかり読んで理解しなければならない。

 ましてや、イテレーションやベロシティとなると、何のことやら分からない。

 実際に解説を読んで分かったのだが、「アジャイル開発」というのは、多数の機能を有するソフト開発を、一気に行うのではなく、一部の機能を満たすソフトを開発して、順次、それに別の機能を付加していく、という開発手法のようである。

 上記の解説に載っていた図では、こうなっている。

 
アジャイル開発・ウォーターフォール開発

 要するに、「機能単位順次開発」ということである。

 記事の中に「アジャイル開発」と書かれていると、わざわざ調べないと理解できないが、「機能単位順次開発」と書かれていれば、それだけで概要は分かり、無駄な時間を費やさなくてすむ。

 

言語選択

 先日の記事【高画質、高性能、高品質  表記のゆらぎ?】で、「操作説明の英語版【English (United States)】を確認してみた」と書いたのだが、実際に英語版を見つけるのに若干、手間取った。

 最初に日本語版の頁で英語版はどこかと捜したのだが、English という記載はなく、画面の左下に、こんな表示があった。
 
言語選択-1

 試しに、ここをクリックしてみると、こんな一覧表が出てきた。

言語選択-2

 そこで、English を捜したのだが、English (Australia) English (Canada) English (India) ・・・同じ English が地域毎に細分化されて、その中から、ユーザーに最も馴染みのある English を選択できるようになっている。

 それはそれで各地域の英語話者の多様性に対応した素晴らしい配慮なのだが、反面、どれを選択すればいいのか迷ってしまう。

 日常的に目にしている米国か英国の English を捜したのだが、一つずつ見ていかないと行けない。

 では、どうすればいいか。改善案を考えてみた。

【1】 地図上に配置
 
言語選択-3

 こんなふうに地図上に配置されていたら、一瞬で、English (United States) を見つけることができる。

【2】 塊で配置

言語選択-4

 こんなふうに、英語なら英語、フランス語ならフランス語と、大きな言語区分ごとに一塊になっていたら、最初から捜す範囲が明確なので、より見つけやすいだろう。

 English (United States)の「U」はアルファベットの後ろの方なので、English (United States)を捜すには、English の塊の後ろ方を見ればよい。

 ところが、English が塊になっていないと、English が10種類くらいに細分化されているのか、あるいは、20種類に細分化されているのかと言うことは分からず、見当を付けて捜すことができないのだ。

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高画質、高性能、高品質  表記のゆらぎ?

 エクセルの画像貼り付けのことで疑問があったのでネットで調べたところ、マイクロソフトのヘルプサイトに【Office で画像を挿入するときの既定の解像度を変更する】という記事があり、次のように詳しく書かれていた。
 
 問題の箇所をで囲っている。
画質設定-1

 解説の最初に2行の説明文があり、その下に実際の操作画面のキャプチャー画像(画面の一部を切り取った画像)が載っている。

 そこで、説明文とキャプチャー画像とを照らし合わせて操作手順を確認することになる。

 まず、説明文の「既定の解像度」というのをキャプチャー画像の中から探すことになるのだが、そこには、「既定の解像度の設定」と、微妙に異なる表現が使われている。

 さらに、説明文の「高画質」という言葉はキャプチャー画像にはなく、「高性能」という言葉がある。

 似通った言葉だが、「高画質」は画像に限った言葉であるのに対し、「高性能」というのは、画像に限らず、広く使われる言葉である。だが、説明文で「選択します」と書かれて、キャプチャー画像では、ドロップダウンリスト(マウスでクリックすると、その下に出てくる選択肢の一覧)に「高性能」とあり、他は、330ppiといった数字だけなので、「高画質」=「高性能」と解さざるを得ない。

 それはさておき、とりあえず、実際にエクセルを操作して説明通りに進んでいくと、こんな画面になった。

画質設定-3

 解説の画像ではドロップダウンリストの一番上の「高性能」と表示されるはずだった場所には、何と、「高品質」と表示されている。

 意味としては、同じようなものだし、他に、画像に関連したドロップダウンリストが出てきそうな所はないので、単なる「表記のゆらぎ」(「コンピュータ」と「コンピューター」のように、全く同じ対象を指しながら、一つの文章の中で微妙に違った表現をすること)と考えるほかはない。

 実際、今回のは「表記のゆらぎ」だったのだが、「表記のゆらぎ」ではなくて、似て非なる意味を持つ言葉だったと言うことも、ときにある。

 あるウェブサービスを利用したとき、「登録名」と「アカウント名」と言うのが出てきたので、別のものだと思っていたら、実は同じものだった、と言うことがあった。「表記のゆらぎ」に振り回されるのは、ユーザーの側である。

----- 追記 2019.9.20 -------------------------------------------------------------------

 注意深い人は気づいたかも知れないが、「定の解像度」と書くべきところが、「定の解像度」となっていたのに気づいて、早速、訂正をしたところだ。

 さらに、恥ずかしながら、「表記のゆれ」を批判していた記事の中で、まさに私自身が「表記のゆれ」(高画質とべきところを高解像とした)を冒していたので、それも訂正した。

 この程度の訂正は、一々断っていないが、翌日になって訂正することも、一つの記事について平均して、1,2箇所はある。

 もちろん、記事を書いた直後にも、編集画面から、実際の記事の閲覧画面に切り替えて読み直しているのだが、そういった作業を一つの記事について4,5回は行っている。

 そんなことをしていても、翌日になって、もう一度、見直すと、今回のような明らかな誤記を発見したり、文章のリズムが何となく読みにくく感じるとか、色々な理由で、訂正を行うのである。

 このブログの記事は、ある意味、なければないで、誰も困らない存在である。

 そんな記事ですら、上記のように何度も遂行を重ねているのである。

 だから、パソコンソフトの操作説明のように、それを必要とする人が何万人と存在するものについては、万全の態勢のもとに、何度も推敲を重ねているはずである。

 それでも、今回の記事で指摘したような「表記のゆれ」それも、高画質、高性能、高品質といった、3通りの「表記のゆれ」が放置されているのであり、人間の注意力の限界というものを、つくづく感じてしまう。

 いや、「人間の注意力の限界」などといったら、人間を作って下さった神様に申し訳ない。「人間の注意力の限界」ではなく、例えばアルバイトの翻訳担当者ひとりに任せっきり、といった、会社の態勢の問題に違いない。

 念のため、操作説明の英語版【English (United States)】を確認してみたのだが、高画質 高性能 のところは、High fidelity に統一されていた。

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----- 追記 2019.9.21 -------------------------------------------------------------------
 
 「操作説明の英語版【English (United States)】を確認してみた」と書いたが、確認に至るまでの経緯について、【言語選択】という記事を書いた。




画像の引用方法

 このブログでも、ネット上に存在する画像を引用することが多いが、最近では、逆に、このブログに掲載した画像が第三者のブログに引用されることもある。

 これまで、あまり厳密に考えてこなかったのだが、画像の表示方法について考察してみたので、これから画像を引用される方は参考にしてほしい。

 記事の中で画像を表示するには、次のように書く。

<.img src="画像データのアドレス"> 


 「書く」と書いたが、実際は、画像を指定すれば、あとは、ブログサービスの機能で勝手に「<.img src ・・・」といった HTML のコードが生成されるだけである。

 そこで、上記の「画像デ-タのアドレス」だが、以下の3種類が考えられる。

① 元画像データが保存されている場所のアドレス
② 元画像データのコピーを自ら保存した場所のアドレス
③ 元画像のキャプチャ画像のデータを自ら保存した場所のアドレス


 それぞれ一長一短があるが、②が、お奨めである。以下、それぞれの長短を説明する。

 ① 元画像データが保存されている場所のアドレス

  ・ 元画像データが保存されているサーバーに負荷をかけるので、好ましくないとされている。
  ・ 元画像データが修正された場合、修正が自動的に反映される。
  ・ 元画像データが削除された場合、何も表示されない。
  ・ 元画像データが同じ名称で別の画像に変更された場合、意図しなかった画像が表示される。

 ② 元画像データのコピーを自ら保存した場所のアドレス

  ・長短とも、①の裏返しである。
   そのため、時折り元画像を確認して元画像に修正があれば元画像を再度コピーする必要がある。

 ③ 元画像のキャプチャ画像のデータを自ら保存した場所のアドレス

  ・基本的には、②と同様。
  ・元画像が画面で縮小表示されていた場合、キャプチャ画像は元画像より劣化した画像となる。

 ここまでは、画像の表示について述べてきたが、画像の出典を明示する場合のリンク先としては、次の4つの方法が考えられる。

④ 元画像が掲載された記事
⑤ 元画像のデータ
⑥ 元画像のデータをコピーしたもの
⑦ 元画像のキャプチャ画像のデータ


 ④の場合は元画像が掲載された記事が表示され、その中に画像が表示されるのに対して、⑤⑥⑦の場合は、画像のみが表示される。

 また、④⑤⑥⑦とも、リンク先に跳ぶためのボタンとしては、文字列と画像が考えられるが、その画像の表示方法としては、前記の①②③の3種類がある。

 混乱しがちであるが、画像をリンクボタンにした場合の、その画像と、リンク先の画像とは、必ずしも一致する必要はない。

 結局、リンク先4通り(④⑤⑥⑦)とリンクボタン4種類(文字列、画像①②③)の組み合わせで、理屈の上では、リンクには16通りのパターンが考えられる。

 ただ、⑥⑦は、リンク先が自分のサイトのサーバーであり、引用のための出典明示とは言えないので、引用のための出典明示としては、2✕4の12通りということになる。

 なお、私の場合は、
  ・ ③ 元画像のキャプチャー画像を表示し
  ・ ④ 文字列から、元の記事にリンクする
という方法をとっており、
画像からリンクするということは、していない。

 ただ、③で元画像のキャプチャー画像を表示するようにすると、自動的に、fc2のブログサービスの設定で、表示されたキャプチャー画像をリンクボタンとして ⑦ 元画像のキャプチャー画像のデータ へのリンクが設定されるようになっているが、前述のとおり、これは、出典明示としての意味はない。

 似たような概念が出てきて分かりにくいと思われるため、図解してみたのだが、これでも、分かりにくい。自分でも、もう少しブラッシュアップしてみようと思うが、もっと分かりやすい図解があれば、教えてほしい。

 

画像表示-2


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IT担当大臣の資質 SNSを駆使した情報発信 スマホでインスタ

 【78歳竹本氏初入閣、IT分野に不安の声も実績強調 日刊スポーツ 2019.9.11】という記事がある。

 78歳で入閣した竹本氏にIT担当相が務まるのかという疑問の声が上がっていることに関連して、次のようなことが書かれていた。

そうした声に対し、竹本氏の事務所関係者は、問題がないことを強調した。竹本氏はSNSを駆使した情報発信に意欲的でインスタグラムには元ベナン大使のゾマホン氏、環境相で初入閣した小泉進次郎氏の父純一郎氏、フィリピンのマルコス元大統領のイメルダ夫人らとの2ショットを多数、掲載。8月21日にはツイッターで、日本のIT技術の礎を築いた発明家のドクター中松氏と対面した写真をアップした。

関係者は「全てスマホで、自分で投稿しています」と明言。自民党では、超電導リニア鉄道に関する特別委員会の委員長を5年あまり務め、最先端技術への関心は高いという。竹本氏は「科学技術を中心とする分野は将来、伸びゆく国家にする上で死活的に重要。人材を育て、国家戦略として振興し国の魅力を作っていきたい」と抱負を語った。


 確かに、スマホでインスタグラムに写真を投稿するというのは、78歳にしては、ITに親しんでいるとは言えよう。

 けれども、20代の若者が、そんなことを自慢したら、笑いものになるだろう。

 この程度のことを「SNSを駆使した情報発信」として、IT担当大臣としての資質の根拠としているのであるから、35歳の天才プログラマーをIT政策の責任者にした台湾【withnews 2017.3.6】と比べると、日本のIT政策は、お寒い限りである。

 ところで、記事の中の「駆使した」という言葉に少し、引っかかった。

 単に「使った」ではなく、「駆使した」としたところに、「人並み以上に使いこなしている」という関係者の誇りが感じられる。

 けれども、端から見れば、その程度のことで「駆使した」と言う言葉を使うところに、関係者のレベルの低さが現れているように感じられる。

 「駆使した」という言葉遣いを見て、ある法律事務所のホームページに、こんな記載があったのを思い出した。

西村法律事務所 過払金の返還請求

 私は、平成11年に、Microsoft Excelの関数を駆使して、過払金に-5%の金利を付加する計算シートを自分で作成し、 全国の弁護士に無償で配布しました。シートの中では、相当に複雑な条件分岐関数を駆使しました

 それまで、サラ金との交渉や訴訟において-5%の利息を請求した弁護士はほとんどいませんでしたが、 私がエクセルで設計したシートは、当時おどろきをもって迎えられ、この無償配布以降、全国の債務者が不当利得を格段に容易に請求しやすくなったと、自負しています。


 金利計算に必要な関数といえば、「IF関数」くらいのものであり、「相当に複雑な条件分岐関数」といっても、せいぜい、「IF関数」を二重、三重に使う程度のことだろうし、ちょっとした会社なら、この程度のことは難なくこなす社員は、いくらでも、いるだろう。

 法律事務所のホームページに上記のようなことが記載されているのは、それだけ、法曹界がITと縁遠い世界だと言うことの反映である。

 私も Excel は大好きで、相当複雑な条件分岐関数を駆使するだけでなく、日常的に「マクロ」(Excel 上の処理を自動化する、一種のプログラム)も駆使しているのだが、システム開発会社の社長をしている友人からIT関係のことを教わる度に、自分の知識のなさを実感している。

 とはいえ、こうして、fc2のブログサービスを駆使して、毎日のようにブログ記事を投稿し、その中には、相当複雑なグラフも掲載しているのだから、竹本氏と同程度には、IT担当相の資質があると自慢してもいいかも知れない・・・ような気もする。

----- 追記 -------------------------------------------------------------------
 
 より直感的に理解してもらえるよう、図表にしてみた。

駆使して

 SNSも関数も、一般社会では「普通に」使っているのだが、一般社会と比べてITスキルの乏しい限られた社会にいる人にとっては、特別なことであり、それを使いこなすには、大変な能力と努力を要するものだと認識されているからこそ、「使って」ではなく「駆使して」と表現したくなるのである。

----- 追記 2019.9.17 -------------------------------------------------------------------

 法曹界のレベルについては、これまでも触れてきたし、とりわけ、表計算ソフトの Excel が有効活用されていないということは、【表が嫌だとは言わせない】 【証拠説明書は、表に限る】などで書いてきた。

 Excel を触ったこともないような弁護士が多数いる中で、「相当に複雑な条件分岐関数を駆使して」、実用的な利息計算シートを完成し、配布した西村弁護士の能力が突出していることは、紛れもない事実である。

 私自身も、自分で簡単な利息計算シートを作って利用していたのだが、「誰でも間違いなく使える」レベルには、ほど遠いものだった。その点では、西村弁護士の功績は高く評価されていいだろう。

 他の弁護士も、同弁護士に触発されて、少しでも Excel に親しんでほしいものである。そうなれば、点在する同種の証拠書類を見つけるのに目を凝らして最後まで読まなければならない証拠説明書や複数頁にわたる遺産目録等に私が悩まされることも少なくなるだろう。

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「文部科学白書 教育の情報化」の添削を試みる

平成29年度文部科学白書】の「第11章 ICTの活用の推進」の「第1節 教育の情報化」の冒頭に、以下のような記述がある。

 社会の情報化が急速に進展する中で,子供たちが情報や情報手段を主体的に選択し活用していくための基礎的な資質としての情報活用能力を身に付け,情報社会に主体的に対応していく力を備えることがますます重要となっています。
 また,子供たちの「確かな学力」を育成するためには,分かりやすい授業を実現することが必要であり,その指導方法の一つとして,教員がICTを効果的に活用した授業を展開することが重要となっています。
 さらに,校務事務の多忙化により,教員が子供たちと向き合う時間が不足していることが指摘されている中で,ICTを活用した校務の効率化に対する期待も高まっています。
 一方,近年,コミュニティサイト等に起因する事犯や,いわゆるリベンジポルノなどのインターネットによる犯罪被害,生活リズムの乱れなどが大きな問題となっています。このため情報社会の便利な側面のみならず,影の部分やその対処法などについて,子供たち自身や保護者などが正しく認識し,適切に行動していくことがますます重要となっています。
 このような状況を踏まえ,文部科学省は,情報活用能力の育成,教員のICT活用指導力向上に向けた取組,ICTの活用による障害のある子供たちの支援,学習者用コンピュータ等の学校ICT環境整備の推進,青少年を有害情報から守る取組の推進等に取り組んでいます。


 こういったメリハリのない記述は、官公庁のサイトでは、よく見かけるが、何とかならないものだろうか。

 少しでも読みやすくするため、最小限、手を入れてみた。

 社会の情報化が急速に進展する中で,子供たちが情報や情報手段を主体的に選択し活用していくための基礎的な資質としての情報活用能力を身に付け,情報社会に主体的に対応していく力を備えることがますます重要となっています。

 また,子供たちの「確かな学力」を育成するためには,分かりやすい授業を実現することが必要であり,その指導方法の一つとして,教員がICTを効果的に活用した授業を展開することが重要となっています。

 さらに,校務事務の多忙化により,教員が子供たちと向き合う時間が不足していることが指摘されている中で,ICTを活用した校務の効率化に対する期待も高まっています。

 一方,近年,コミュニティサイト等に起因する事犯や,いわゆるリベンジポルノなどのインターネットによる犯罪被害,生活リズムの乱れなどが大きな問題となっています。このため情報社会の便利な側面のみならず,影の部分その対処法などについて,子供たち自身や保護者などが正しく認識し,適切に行動していくことがますます重要となっています。

 このような状況を踏まえ,文部科学省は,情報活用能力の育成,教員のICT活用指導力向上に向けた取組,ICTの活用による障害のある子供たちの支援,学習者用コンピュータ等の学校ICT環境整備の推進,青少年を有害情報から守る取組の推進等に取り組んでいます。


 やったことは、下記の二点だけである。

  ● 段落ごとに空白行を入れる
  ● ポイントとなる用語を赤の太字にする

 たった、これだけのことで、ずっと読みやすくなるし、読み終わった後に何が書いてあったか再確認することも容易になる。せめて、この程度の努力はしてもらいたいものである。


 

スマホなどの保有状況の推移  時系列データは、折れ線グラフに限る

総務省、「平成29年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」を公表】という記事の【平成29年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等】に掲載されているグラフからの引用だ。

ネット機器-1

 改善案は、これだ。

ネット機器-6

 改善案を見てすぐに分かるのは、保有率の高い上位4つの機器の順位に変動がないこと、その中では、トップのスマートフォンの所持率だけが上昇し、他の機器は減少していることだ。

 同じことを冒頭の棒グラフから読み取るのは、極めて困難だ。

 主な改善点と理由を、以下に示す。

● 棒グラフ → 折れ線グラフ
 時系列で変化するデータの表現は、折れ線グラフに限る。

● 携帯/固定ゲーム機 → ゲーム機(携帯・固定)
 大分類の「ゲーム機」を先に書き、その中の小分類を括弧内に書いたのだが、この方が、大分類の「ゲーム機」に目がとまり、分かりやすい。
 とりわけ、「携帯」は、「携帯電話」の略称として広く使われているため、「携帯」という文字を見ただけで、「携帯電話」を想起してしまうので、携帯電話以外の機器については、「携帯」という文字は、先頭に持ってこない方がいい。

● タイトル 保有するインターネット機器 → インターネット機器の保有状況
 「動詞+名詞」は英語的な表現であり、日本語としては、「名詞+動詞」の方が自然である。

● タイトルの文字の大きさ、場所を、意味の塊ごとに変えた。
 意味の塊ごとに外見を変えることによって、情報を読み取る速度が速くなる。
 とくに「図1」というのは、タイトルと渾然一体として記載するのではなく、タイトルから分離して右上端に配置することによって、他の「図2」「図3」・・・等から識別するのが容易になる。

● スマートフォンと携帯電話を同じ色にした。
 どちらも電話機能がある点で、他のネット機器とは異なるので、同じ色にした上で、機能の少ない携帯電話を点線にした。
 電話機能の点で代替関係にあることから、一方の増加分と他方の減少分が、ほぼ同じということもグラフから読み取れる。

● グラフの色塗りは、均一に
 元の棒グラフは、25年、26年については、斜線やチェックが施されている。他の年度が均一な単色であるのに、この2年度だけ、パターンが異なっており、違和感を覚える。
 このような不必要な装飾をするのは、初心者に多く、使える機能を可能な限り使いたいという欲求が大きいのだろう。

 改善案は、折れ線にしたので、そもそも、上記のようなことはないのだが、携帯電話については、実線ではなく点線を用いた。これは、電話機能を有するという共通点に着目して、スマートフォンと同じ色にしたので、両者を区別するために、一方は実線、他方は点線としたのである。


将棋中継

 将棋の実況中継と言えば、以前は、日曜の朝にNHKで放送されるNHK杯戦くらいだったが、最近では、複数のインターネットテレビに将棋専門チャンネルがあり、様々な棋戦の実況中継を見ることができる。

 今日は、名人戦第6局が行われているが、その画面が、以下のようになっている【AbemaTV】。

盤面-1

 画面の右下部分には、将棋盤の真上から撮影した画像が表示され、拡大すると、以下のようになっている。

盤面-2

 番組を最初から見ていれば、どちらが先手(下側から上側に攻めて行く)なのかは分かるのだが、途中から見た場合は、すぐには分からない。

 こんなふうに、画面に棋士の名前を表示してくれれば、途中から見ても、すぐにわかるのだが。

盤面-3


 番組の運営者は、当然のことだが、視聴者が理解できるようにと色々考えているはずである。ところが、途中から見る視聴者がいる、ということまで、気が回らなかったのだろう。



番号だけでは分からない

 インターネットのお陰で、図書館の利用は、飛躍的に便利になった。

 ネットで書籍を検索し、注文することができ、受取、返却も、自宅に近い分館を指定しておけば、本館に足を運ぶ必要はない。
 
 しかも、予約していた本が用意できると、次のようなメールが届くのだから、こんなに便利なことはない。

確保


他方、返却期限を過ぎると、次のような督促のメールが届く。

督促


 どの本を返せばいいのか? 「資料コード」の記載はあるが、こちらは、人間である。9桁の数字を見て、「あの本を返さなければ」と分かる人が、いったい、どれだけいるというのだろう。

 予約の本が届いたときには、丁寧に、本の題名まで表示してくれているのに、督促の場合は、なぜ題名を表示しないのか、私には、到底、理解できない。

 システム設計者が「何も考えていない」ということなのか。

 システムを発注するにあたって、予約確保のメールと、督促のメールは、別々の業者に発注し、その業者間の連携が不十分なために、一方は題名を表示し、他方は題名を表示していないのだろうか。

 ところで、利用者としては、題名さえ分かればいいのだが、資料の番号まで記載がある。これは図書館の職員のための記載なのだろうが、同じ9桁の番号のことを、一方は、「確保資料」、他方は、「資料コード」と呼んでおり、この不統一感は、ある意味、徹底しているというべきである。

 不統一といえば、いささか細かい指摘をするが、他にもある。

 コロン「:」の前後だ。予約の方はコロンの前に一つスペースが入っているのに対して、督促の方は入っていない。別々の業者が些末なところで独自性を主張して、スペースの有無の違いとなったとしか思えない。

 さらに、メールの冒頭の「予約確保」「督促状況」にも、不統一感が漲っている。

 統一するなら、「予約確保」「督促」と、「状況」をつけない方に統一するのが好ましい。

 というのは、「督促状況」となっていると、送信者が受信者に対して、このメールで督促するのだ、という強い「意思」が感じられず、客観的な状況を描写しているに過ぎないように感じられるからである。

 この図書館のシステムについては、以前にもブログ記事を書いたことがあるが、未だに改善はされていないようである。

 ■ 図書館で借りれるのは、AV2本まで

 ■ 内部の論理は、内部に留める

 ところで、上記の不統一が生じないようにするには、コピーをするのが一番である。

 ・まず、予約確保のメールを表示する部分を作成する。
 ・次に、これをコピーする。
 ・これに、必要最小限度の改変(削除、変更、追加)を加えて、督促のメールを表示する部分を完成する。

 コピーが大事だということも、以前のブログで触れている。

 ■ コピーできるものは、コピーする

貸し切りバスと借家

 「限界費用ゼロ社会」という題名の非常に興味深い記事が、今朝の京都新聞に載っていた。

 「限界費用」というのは、生産量を一単位増やすのに必要な費用のことで、たとえば、お好み焼きを一枚、余分に作るとすると、小麦粉、キャベツ、豚肉など、余分に必要となる材料費とガス代などが、限界費用となる。

 従来は、どんな産業であれ、限界費用がゼロということはなかったのだが、インターネットの登場により、限界費用がゼロの領域が出現して、ますます、その領域が増えているという。

 たとえば、情報を伝達するために、手紙を一通送るにしても、一通につき、切手代82円に加えて、微々たる金額とはいえ、紙代、印刷代、封筒代がかかり、合計で、約90円かかる。

 ところが、電子メールとなると、メールの宛先の人数が増えたところで、追加の費用は一切かからない。

 こういった「限界費用ゼロ」のインターネットを利用して、アメリカの大学を中心として、無料で大学の講義を提供する仕組み、「ムーク」が登場した。記事中に、次のような一文があった。
 

受講の限界費用はゼロだから、受講料はむろんタダである。


 「受講の限界費用」というのに引っかかった。「受講」というのは、文字通り、講義を受けることである。ここでは、大学が講義を提供するための限界費用はゼロだから、受講料をタダにできる、ということを言いたいのである。

 そうだとすると、「受講の限界費用」ではなく、「講義を提供するための限界費用」というべきである。

 大学が講義を提供し、学生が講義を受ける。学生が講義を受けることは、「受講」という簡潔な二字熟語が存在するのに対して、大学が講義を提供することについては、そのような便利な言葉は存在しない。そのため、上の記事では、「受講」とうい学生側から見た単語を流用したくなったのだろう。

 これと同じような関係は、外にもある。「貸し切りバス」である。

 バス事業者から見れば「貸し切りバス」であっても、お客の側から見れば「借り切りバス」というべきである。

 ところが、「貸し切りバス」という言葉が一般化してしまっているため、お客の側も、つい、「貸し切りバスで旅行する」という使い方をしてしまうのである。

 他にも、「借家を持っている」というのも、時々耳にする表現だ。

 正しくは、「貸家を持っている」というべきなのだが、「借家」を借りている人の方が、「貸家」を持っている人より遙かに多いことが原因なのか、「借家」という言葉のほうが、広く使われているため、貸している側の人も、つい、「借家」という表現を使ってしまうのであろう。

 ここで挙げた3つの例は、「誤用」とは言え、誤解を生じさせるほどのものではないのだが、一瞬の違和感を覚えるものである。やはり、「誤用」は避けるに越したことはない。

ドメインは、レジストラントの指示に従いレジストラがレジストリに登録する

 インターネット上のウェブサイトの開設者に対して、名誉毀損等の責任を追及するには、ドメイン名(このブログで言えば、【fc2.com】)に関する情報を、【ANSI Whois Gateway】等で調べることになる。

 ただ、表示される登録情報は、英文で、しかも、Rregistrant,Registrar,Registry と言った似たような単語が出てきて、それぞれの違いに戸惑うことになる。

 そこで、今度は、レジストラやレジストリの意味をネットで調べるのだが、表題のように、何となく分かるものの、どこか腑に落ちない表現を目にすることになる。

 ant, ar, y といった、英語の接尾辞には、それなりの意味があり、生まれた時から慣れ親しんでいれば、何ということは、ないのだろう。だが、我々は、ネイティブの日本人である。英語国民と同様に理解できるわけはない。 このブログの最初の記事【フランチャイザーのフランチャイジーに対する債権を担保するために、フランチャイジーからフランチャイザーに対して・・・】に劣らず、分かりにくい表現である。

 単純に、日本語訳すると、順に、登録者、登録代行者、登録機関ということになる。そうすると、以下のようになる。

ドメイン名は、登録者の意向に沿って、登録代行者が、登録機関に登録する



 だが、みな「登録」という言葉が前についていて、似たような語感がして、それぞれが、明確に識別できない。ここは、フランチャイザーを本部、フランチャイジーを加盟店と訳したように、英単語の共通部分「Regist」に引きづられることなく、それぞれ、全く別の表現にした方が理解しやすい。

ドメインは、サイト開設者の指示に従い登録代行業者がドメイン管理機関に登録する。


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「時間泥棒」仕置人 (改称予定)

Author:「時間泥棒」仕置人 (改称予定)
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 玉石混淆の情報が溢れる社会の中で、効率よく、的確に、情報を取得し、提供するには、どうすればいいのか、ということを常に考えています。

 ところが、そんなことには無頓着な人も多いようで、読者に対する配慮の一欠片もない文章を目にすることがあります。

 難解な文章で読者の貴重な時間を奪ってしまう人達のことを、「時間泥棒」と名付けました。

 このブログは、「時間泥棒」を立派に更生させることを目的として開設したものです。

 記事を読んで、自分も「時間泥棒」かな、と思ったら、早速、改めて下さい。また、あなたの廻りに「時間泥棒」がいたら、あなたの力で立派に更生させてあげて下さい。

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