「子供達へ」

 神戸の小学校で他の教師による執拗ないじめで体調を壊して担任を下りた教師から子ども達に宛てた手紙が公開されている【「子供達へびっくりしたねごめんね」被害教員からメッセージ 神戸新聞NEXT 2019.10.11】。

手紙

 「無邪気」とか、「崩し」とか、小学生に読めるとは思えない漢字が使われている。調べてみると、「邪」「崩」は中学校で習う漢字だった【漢字辞典 中学校で習う漢字一覧】。
 
 この先生は本当に子ども達に読んでもらおうと思って手紙を書いたのだろうか、そんな疑問が湧いてきた。

 手紙は、画像だけでなく、テキストデータで公開されているので、そちらを読んでみた。

 子供達へ

 急に先生が変わってびっくりしたね。ごめんね。

 私は3年連続して同じ子供達を担任してきた。初めは2年生から上がってきた小さい小さい子供達。それが最後は6年生に向かう大きくなった子供達。とても素直な児童で、行事にはまっすぐ一生懸命、学年の仲が良くみんな前向きな児童であった。


 冒頭の「子供達へ」という表現から、驚いた。ここは、「○年○組のみなさんへ」といった表現にするのが普通だろう。こんな表現が平気でできる人に先生が務まるのか疑問に思った。

 ところが、次の一行は、「急に先生が変わってびっくりしたね。ごめんね。」と語りかける口調になっており、これなら、OKだ。

 と思ったら、「素直な児童で・・・前向きな児童であった。」と文体が一変し、まるで、校長か市教委に宛てた報告書のような言い回しである。

 そして、このまま報告調で行くのかと思ったら、最後の方では「これからもずっとずっと君たちの笑顔は先生の宝物であり、生きがいです。ありがとう。」と書かれている。

 どうして、こんな文体の乱れた文章を書けるのだろうか、不思議でならない。

 ひょっとしたら、執拗ないじめの結果として心身ともに疲れ切って、まともな文章も書けなくなってしまったのだろうか。




 
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 難解な文章で読者の貴重な時間を奪ってしまう人達のことを、「時間泥棒」と名付けました。

 このブログは、「時間泥棒」を立派に更生させることを目的として開設したものです。

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