2018年 日本の広告費 

 電通の【2018年 日本の広告費】に次のような表が載っている(問題箇所を、○で囲った)。

広告媒体-1


 無駄な繰り返し

 一番上の見出し行に「広告費(億円)」という記載があり、その列の数字が広告費であることは分かりきったことなので、他に、「広告費」という文字を記載する必要はない。

 ところが、上の表は、左の列にも5箇所にわたって「広告費」と記載している。

 この列に「広告費」と記載するのは、単に「無駄」と言うだけではない。

 表は全体として、広告媒体別の広告費に関する表であり、左の列は、広告媒体の種類が列挙されている。そこに「広告費」と記載するのは、異質なものを紛れ込ませているわけであり、読み手に無用なストレスを与える。

 それどころか、こんな書き方をしていると、作成者の頭の中も、こんなに混乱しているのかと思われかねない。

 前年比の数字

 前年比として、90.5~116.5 といった狭い範囲の数字が並んでいる。

 例えば、99と98なら、1ポイントしか違わず、大差ないように見えるが、減少率は、1%と2%で2倍の開きがある。違いを強調したい場合は、増減率を記載する方がいいだろう。

 「・」の使い方

 「ダイレクト・メール」は一語であるが、「ダイレクト」と「メール」という二つの語が結合して一語になったものであることから、その結合を表す記号として「・」が用いられている。

 ところが、その下の「フリーペーパー・フリーマガジン」の「・」は、そのような意味を持たず、「and」の意味で使われている。

 見かけが同じ記号を異なる意味で用いるのは混乱の元である。

 ここは、「・」をとって「ダイレクトメール」とするか、「フリーペーパー、フリーマガジン」のように、「・」を「、」に置き換えるかすべきである。

 以上の点を踏まえた改善案を示す。

広告媒体-3


 増減の欄は、Excelのデータバーの機能をつかって、増加は右方向に緑、減少は左方向に赤の棒の長さで表現している。この結果、何が増え、何が減っているのかが、その増減割合も含めて、一目で分かる。

----- 追記 2019.9.19 -------------------------------------------------------------------

 改善案の金額欄にも、データバーを追加した。

広報媒体-4

 こうすると、地上波テレビとインターネットが拮抗していることが一目で分かる。

 ただ、地上波テレビは微減なのに対し、インターネットは、16.5%と急増している。この調子でいけば、3,4年のうちに、インターネットは地上波テレビの2倍を超えることだろう。






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